風邪かなと思って熱を計ると平熱よりちょっと高いくらい、でも喉はイガイガ、咳も出て風邪の症状なんですが、熱だけは心配する程ではない。これは風邪なの?そう言えば、先々月事前に流行すると思われる季節性インフルエンザ・ワクチンの接種済みで、先週は新型インフルエンザのワクチンの優先接種を受けてきました。これが理由かな?
症状は過去に経験した風邪に似ているんですが、熱がでないので心配になっていろいろと調べてみました。調べてみると体力が低下したから風邪のウィルス・細菌に対する抵抗がなくなった。風邪は「かぜ症候群」といわれるもので、様々な症状としてあらわれるものです。よって熱のでない風邪もあるようです。 ひとつに熱が出ないと言うことは、体の菌に対する防御反応が活発になっていないことを指しているのでは?とありました。
微熱でもインフルエンザのことはあります。 今までの流行で言うと、A香港型やAソ連型は冬に流行するインフルエンザ、B型は春に流行するインフルエンザです。 B型の方が発熱もそう高くなく、A型と比べると軽い症状のようです。
風邪の症候群 ■ かぜは、そのほとんどが病原微生物の呼吸器への感染でおこる病気ですが、原因の種類に関係なく、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・のどの痛み・咳・痰などに加え、発熱・頭痛・全身倦怠感・食欲不振などの全身症状(時に、嘔吐や下痢などの胃腸症状)を伴うと言う点では共通しているので、一括してかぜ症候群(色々な原因でいくつかの症状が集まり、ある特徴的な病像が作られるものを症候群と呼びます)と取り扱われます。 ■症候群とは:いくつかの徴候や症状がまとまって同時に、または相前後して連続的に現れる場合、そしてそれによって「特徴あるある病像」が形成される際に使用される呼称。語源的にはrunning togetherを意味し、concurrenceに該当されるものとされるが、医学では、「病状の集合」、すなわち疾患(disease)の経過に伴った徴候(sign)や症状(synptom)の集合を意味し、疾患の病状を構成するものとされている。 (日本臨床 広範囲 症候群辞典より) ■かぜ症候群は、日常診療の場では最もありふれた疾患(年間一人あたりの平均罹患回数は5〜6回と言われています)であるためでしょうか、万病の元といわれながらも軽く見られがちです。しかしこじらすと不愉快な症状が続くだけでなく、二次的に気管支炎や肺炎などを起こし、時に重篤な状態になることもよく知られています。特に乳幼児や老人、種々の慢性疾患をお持ちの方は注意が必要です。 ■かぜ症候群と言った場合、普通感冒のみを言う場合とインフルエンザを含める場合がありますが、ここではインフルエンザを含めた広い意味でのかぜ症候群について取り上げてみたいと思います。
1)普通感冒:いわゆる鼻かぜです。鼻の奥の違和感や乾燥感に続いて、くしゃみ・鼻水・鼻づまりが見られます。喉の痛みが見られることもありますが、その程度は軽く、咳もわずかです。全身症状としての発熱・頭痛・だるさなどは、ほとんどないかあっても軽いのが普通です。呼吸器のうち上気道特に鼻の粘膜が最も強くおかされるかぜです。主にライノウイルス・コロナウイルスなどが原因でおこります。 2)咽頭炎:炎症の主体が咽頭にあるため、鼻汁・咳などに比べて喉の痛み(咽頭痛)が強いのが特徴です。頭痛や種々の程度の発熱も見られます。このタイプの代表例として、コクサッキーA群ウイルスの飛沫感染により夏〜初秋に10歳以下の小児に多発するヘルパンギーナがあります。 3)インフルエンザ:鼻汁・咳などの呼吸器症状に比べて、発熱・筋肉痛・関節痛・全身倦怠感などの全身症状が高度に早くから出現します。重篤な合併症の頻度が高いのも特徴の一つです。もちろん主としてインフルエンザウイルスが原因でおこります。別のところで詳しく触れます。 4)咽頭結膜熱:代表的な夏かぜの一つで、熱・咽頭炎・結膜炎の3つを特徴とすることからこの名前が付けられています。プールを介して流行する事があり、プール熱という別名を持ちます。アデノウイルスが原因です。 5)クループ症候群:声を出すところ(喉頭といいます。右図をご参照下さい)の付近が炎症を起こしてはれる状態で、犬が遠吠えするときのような独特の咳がでます。声がかすれ、ひどくなると息を吸うときにぜーぜーと音がするようになり、呼吸困難、チアノーゼなども見られるようになります。 6)気管支炎:炎症が下気道の気管支に及んだ状態です。鼻汁・咳・咽頭痛などのいわゆるかぜ症状に続いて、次第に咳が激しくなり、咳と共に痰もでてくるようになります。喘息症状や呼吸困難が見られることもあります。 7)肺炎:特にかぜ症状のなかで、咳が激しく痰も多く、更にチアノーゼ、胸痛、高熱などが加わり、胸部の聴打診で、ラッセル音などが聴取され、白血球が増加し、胸部レントゲン写真で肺炎の影が認められます。軽いうちは外来通院でもでも治療できますが、入院加療が必要となることも少なくありません。乳幼児や高齢者では、死亡原因ともなります。 8)異型肺炎:激しい咳や熱などの肺炎を疑わす症状があるのに、胸部の聴打診所見に乏しく、白血球も増加していない。しかし、胸部レントゲン写真を撮ると肺炎の所見を認めるものを従来の肺炎とは違うものということで、異型肺炎と分類します。マイコプラズマやクラミジア、ウイルスなどが原因です。
週末、病院へ行ってきました。 一応先週、新型インフルエンザのワクチン接種をしていたのですが、結果はマイナスと言う事で、インフルエンザ感染が原因ではないようですが、医師からはワクチン接種をしたことでウイルスの増殖が抑えられているのかも。熱が出ないからと安心しないで、体力を付けるように睡眠をとり、食事と水分を十分摂るようにと言われました。 仕事に出向くと会社では近くの部署で2名ほど新型インフルエンザでおやすみしていると言う事で、実は私も…症状が出ていないので静養して、他の方に移さないようにマスクをしています。みなさんもご注意ください。
仕事に出向くと会社では近くの部署で2名ほど新型インフルエンザでおやすみしていると言う事で、実は私も…症状が出ていないので静養して、他の方に移さないようにマスクをしています。みなさんもご注意ください。