米国内で英マクラーレン社のベビーカーで子供の指を切断する事故が12件も続発していたことが明らかになり、製品のリコールに繋がった。このニュースは日本国内の利用者やこれからオシャレなベビーカーを!と考えていた親の間に波紋を広げている。マクラーレンのベビーカーは英国王室でも使われていると宣伝され、そのオシャレなデザイン性と使いやすさやオプションの豊富さが口コミで広がった人気商品だけに、米国でのリコール発表が育児中の親に与えた衝撃は大きい。12日、国内の直営店には問い合わせが殺到した。
リコールを受け、消費者庁は11日、消費者への注意喚起を促した。 福島瑞穂・消費者担当相が同日、マクラーレン社製ベビーカーの一時使用自粛を呼びかける発言をし、小さな子供をもつ親の不安はピークに達した。米国ではリコールとなったが、日本国内では商品の取扱説明書や警告シールがあることを理由に注意喚起だけで対応をしている。
ベビーカー事故、消費者庁が並行輸入業者の実態把握へ 米国内で、子どもが英マクラーレン社製ベビーカーに指を挟まれけがをする事故が相次いでいる問題で、同ベビーカーを正規輸入業者以外から並行輸入で購入した消費者が多く見込まれることから、消費者庁は12日、貿易行政を管轄する経済産業省と協力して並行輸入業者の把握に乗り出すことを決めた。 このベビーカーは、英国本社から認められた正規輸入元の野村貿易(東京)が2002年以降、約17万台を販売している。同社によると、このほかにも並行輸入業者が複数存在し、その販売台数は10万台以上に上ると見られるという。 同社は、指を挟まないようにする補修部品を消費者に無償提供する措置を決めているが、並行輸入で購入した製品に対しては「無償提供するのは困難」としている。これに対し、消費者庁は「業者を把握したうえで、同様の安全対策を要請できるか検討していく」としている。
米国内で、子どもが英マクラーレン社製ベビーカーに指を挟まれけがをする事故が相次いでいる問題で、同ベビーカーを正規輸入業者以外から並行輸入で購入した消費者が多く見込まれることから、消費者庁は12日、貿易行政を管轄する経済産業省と協力して並行輸入業者の把握に乗り出すことを決めた。 このベビーカーは、英国本社から認められた正規輸入元の野村貿易(東京)が2002年以降、約17万台を販売している。同社によると、このほかにも並行輸入業者が複数存在し、その販売台数は10万台以上に上ると見られるという。
同社は、指を挟まないようにする補修部品を消費者に無償提供する措置を決めているが、並行輸入で購入した製品に対しては「無償提供するのは困難」としている。これに対し、消費者庁は「業者を把握したうえで、同様の安全対策を要請できるか検討していく」としている。
「マクラーレン」並行輸入品も補修カバーを 消費者庁など要請へ 英マクラーレンが米国で販売したベビーカーで子どもが指を切断する事故が相次いだ問題で、消費者庁と経済産業省は19日にも英国の同社本社に対し、正規輸入元以外から並行輸入で製品を購入した日本の消費者にも事故防止用の補修カバーが行き渡るよう要請する。正規輸入品に比べ並行輸入品への対応が遅れているため。 英マクラーレンから供給される補修カバーについては、正規輸入元の野村貿易(東京)が17日から無償配布の予約受け付けを開始したが、正規購入者への対応に追われ、現段階では並行輸入した購入者からの予約は受け付けていない。
英マクラーレンが米国で販売したベビーカーで子どもが指を切断する事故が相次いだ問題で、消費者庁と経済産業省は19日にも英国の同社本社に対し、正規輸入元以外から並行輸入で製品を購入した日本の消費者にも事故防止用の補修カバーが行き渡るよう要請する。正規輸入品に比べ並行輸入品への対応が遅れているため。
英マクラーレンから供給される補修カバーについては、正規輸入元の野村貿易(東京)が17日から無償配布の予約受け付けを開始したが、正規購入者への対応に追われ、現段階では並行輸入した購入者からの予約は受け付けていない。