ソフトバンクモバイルは、本当は昨日9日に発表の予定だったのを、酒井法子被告の初公判があり、注目されないから?と1日延期して、10日にドコモと被るのを承知で、2009年の秋から2010年の春にかけて発売する携帯電話のラインナップ21機種を発表しました。音声端末として17機種、さらに詳細は不明のAndroid端末1機種、デジタルフォトフレームなどの端末と合わせて21機種なので、本当のところは17機種なんですが、数にこだわる孫社長の意向で21機種になったようです。
ソフトバンク孫氏、「ケータイ=Wi-Fiの時代、先陣を切る」 ソフトバンクモバイルとNTTドコモは11月10日、冬・春モデルの携帯電話新機種発表会をそれぞれ都内で開いた。ソフトバンクモバイルは、携帯電話の無線LAN機能を使って高速通信やコンテンツ配信を行う「ケータイWi-Fi」サービスを発表。孫正義社長は「3GとWi-Fiの両方を搭載しているのが当然だという時代になる」と現行3Gより高速なWi-Fiのメリットを強調しています。 一方ドコモは、フェムトセルを自宅に設置して高速に通信できるようにする「マイエリア」サービスを発表。山田隆持社長は「Wi-Fiは補完的に使うもの」と3Gの高速化で対応していく姿勢を示す。高速通信をめぐる両社の思想は対照的でした。同日に発表されるといろいろと比較できていいかも。 17機種?その他カラバリ含めて、Android端末の投入も明らかに! ソフトバンクモバイルから発表された新端末は、無線LAN対応端末が拡大されており、新端末では「940SH」「941SH」「943SH」「941P」「940N」が、新サービス「ケータイWi-Fi」をサポートする。加えて、2009年5月に発表され未発売の「931N」も「ケータイ Wi-Fi」対応モデルとなる。これらの端末では公衆無線LANの「BBモバイルポイント」を利用できるほか、動画などの大容量コンテンツを配信する新サービス「ケータイWi-Fiチャンネル」を利用可能。サービスとしての「ケータイWi-Fi」には対応しないものの、スマートフォンの「X02T」「X01SC」も無線LAN機能を搭載する。また、Android端末の投入も明らかにされた。 通常の端末としては、「940P」「840P」「841P」「940SC」「740N」「741N」「942SH」「942SH KT」「840SH」の9機種をラインナップし、法人向け端末として「840P for Biz」も用意される。また、10月16日に発売された「832SH s」も2009年の秋冬モデルとして同時期に展開されることになるりますが… 発表された、質感の高いボディに3.4インチ液晶+8M CCDカメラ搭載――「942SH」とハイスペック×プレミアムデザインのキティケータイ――「942SH KT」って同じ機種のデザイン違いだと思うんですがこれも別にカウントしてるんですね???ソフトバンクのモノの数え方は良く判りません。。。 データ通信端末では、HSUPA対応の「C02LC」「C02SW」を新たに展開するほか、デジタルフォトフレームとして9インチのディスプレイを搭載する「HW002」をラインナップする。 このほか、サービス面でウィジェットのUIの改善やデコレメールの自動作成機能「楽デコ」、プリインストールされる文字種の強化、最大2MBまでの大容量添付ファイルへの対応、PCメール対応機種の拡大などが行われる。また、音声端末でも一部がHSUPAに対応するほか、1.5GHz帯の周波数に対応したモデルも含まれている。 ソフトバンクの巧みな料金設定…無線LANでも固定で「収入は確保」する有料プラン
ソフトバンクモバイルの今回の料金プランで口が巧みだった。端末を無線LAN対応にしてユーザーがいくら自宅の無線LANを中心に使ったとしても、ソフトバンクの収益には全く響かないように、しっかりと固定の料金対策を用意している。ユーザーはパケットを避けて自宅の無線LANを使っても通信費を安く抑えることはできないようになっている。 そう!無線LANだからといって「自宅での接続は一切通信費がかからない」と思ったら間違い。ソフトバンクのプランでは、月額利用料490円(10年末までに申し込めば永年無料)のほかに、専用パケット定額サービスの月額4410円を支払う必要がある。つまり、無線LANでインターネットに高速接続しても、肝心の大容量のコンテンツを楽しむにはパケット定額制の上限分を支払わなくてはならない。 他社の無線LAN接続サービスでは、KDDI(au)は月額使用料が525円だが11年6月末までは無料キャンペーン中で、もちろん無線LAN接続時のパケット料金は無料。NTTドコモ「ホームU」も月額使用料は490円だが、通信料は無料となっている。 ソフトバンクはパケットの混雑は外に出しても収入は、しっかりと頂く戦略だ。