2009年度のグッドデザイン大賞が発表されましたが、例年の製品ではなく成果とも言える北海道『岩見沢複合駅舎』が受賞しました。最近では商品のプロモーション目的にグッドデザインへ応募する製品も目立ちます。確かに自分が手にすることができる製品が大賞を受賞できれば、その価値を多くの人が共有できるのですから、意味は十分にあるとは思います。しかし本来のこの賞の趣旨がデザインとは外見だけではなく、その価値が認められたモノとして総合的に判断する方がより良いと思うので、今年の大賞はとても価値のある評価だと思います。
優れたデザインに贈られる2009年度『グッドデザイン大賞』の選出・表彰式が6日に都内で行われ、北海道・岩見沢市のJR岩見沢駅の駅舎および複合施設『岩見沢複合駅舎』(ワークヴィジョンズ+岩見沢レンガプロジェクト事務局)が選出された。
2005年岩見沢駅舎建築デザインコンペにて最優秀賞を受賞したワークヴィジョンズ(代表:西村浩)の作品が、2009年春グランドオープンを迎えた。 岩見沢は、明治大正期に石炭産業の活況を背景に「鉄道の街」として繁栄を極めた街。新駅舎では、当時のまちの記憶を引き継ぐ素材として、多くの古レールとレンガを使い、今後のまち再生に向かって新たなまちの顔となることを目指している。 また、建設のプロセスでは、世界中から4777個の刻印レンガを集めた「らぶりっく!!いわみざわ」や、3代目駅舎焼失後、街を支えてきた仮駅舎に感謝を示す「ありがとう!仮駅舎」等、市民協働プロジェクトを実施。駅がまちづくりへと展開を見せつつある。
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