ゲオとツタヤは同じ業態ですが、その会社の運営は全く違う手法を用いています。ゲオは自社運営を基本としてショップの展開は自社の直営で行っていますが、一方のツタヤはフランチャイズを基本として、店舗運営する地元の企業に対してノウハウの無償提供の替わりに、初期納品のCDやDVDをリース貸し出して、売り上げの何%を得るビジネスが基本です。 どちらも一長一短がありますが、今年の決算の予想で、ゲオは過去最高益、TSUTAYAは減収減益の差が出たのは、両者のビジネスモデルの違いが大きな要因となったのは間違いないでしょう。
日本映像ソフト協会調査 レンタルDVDの売り上げが初の前年割れ 社団法人日本映像ソフト協会(JVA)がまとめた「ビデオレンタル店実態報告書」で、全国のビデオレンタル店におけるDVDレンタルの月平均売り上げ額が前年を下回ったことが明らかになった。 調査は、2009年6月にJVAに加盟する全国のビデオレンタル店を対象に実施。合計766件のアンケート回収結果を集計した。その結果、 2009年におけるビデオレンタルの売り上げ平均額は551万2000円。前年比6.4%の減少となり、2000年の調査開始以来初の減少に転じた。 DVDのレンタル枚数が前年比1.6%減になっていることに加え、新作のレンタル料金が、当日レンタルで11円、1泊2日レンタルで5円、2泊3 日レンタルで16円、1週間レンタルで29円分減額しているとのこと。報告書では売り上げ低下の要因として、レンタル料金の低価格化を挙げている。 また、Blue-ray Discのレンタル実施率では、前年調査の25.3%から68.2%へと2倍以上に増加。在庫状況についても、中規模店で31枚から140枚、大規模店では35枚から147枚といずれも前年の4倍以上に増加している。ただし貸し出し状況はいずれも2倍程度の増加にとどまり、本格的な運営までには至っていないと報告されている。