アップルのタブレット型端末「iPad」の発売の直前を狙ったのでしょうか?まだ形も見えない4業種4社連合ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社が、電子書籍の配信に関して協業し、事業企画会社を設立して共同で事業を行うと発表しました。取り組みだけの発表会とは…
取り組みだけ発表されても、何を期待したらいいのか?全く判りません。 ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社によって設立される事業企画会社は、書籍、コミック、雑誌、新聞などのデジタルコンテンツ向けの共通配信プラットフォームを構築、運営するのが目的と言う事で、やれば…って感じただけで何の興味も何も湧きません。 この会社では、出版社の取りまとめ?新聞社らが持つコンテンツの収集を行い、電子化、管理、販売、配信、プロモーションを行うそうなので、要するに出版の取次みたいな感じでしょうか?ならば、ここからAPPLE「iPad」やAmazon「Kindle」へも提供するのか?肝心なこと言わない発表会とは、世界的にも珍しいですね。 さらにこの会社で、取りまとめたコンテンツの販売システムの企画、開発、構築、各社への提供といった事業を行うプラットフォーム事業もやるようなので、取次ですか? 事業企画会社が構築するのはコンテンツ配信のためのプラットフォームで、企業に依存しない「オープンなプラットフォーム」となる予定で、関係するさまざまな企業の参加を呼びかける。としているので…結局何をやりたいんでしょう。。。 4社の代表は、繰り返し「安心してコンテンツを提供できる仕組み」と話し、コンテンツプロバイダ側にとっても、ユーザー側にとってもメリットの高い電子書籍ビジネスを実現したい考え?先にコンテンツプロバイダがきているとは…ユーザー目線で考えて設立した会社じゃないと言う事でしょうか… 資本金は資本準備金を含めて3,000万円で、4社が25%ずつと4社仲良く=主導権も発揮できない見事な日本式出資のようです。ダメだなこりゃ…Appleのスティーブ・ジョブズ氏やAmazonのべゾフ氏のようなカリスマが主導権とブレないビジネスモデルを考え、進める力がないと、結局はサラリーマン社長が自分の会社の業績が悪くなってから立ち上がったような教条で、利用者のことを考えてビジネスモデルを構築したとは思えません。