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July 12, 2010 space
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「ロシアの驚くほど美しい女スパイ」vs 米国サイバー司令部vs中国人民解放軍の陸水信号部隊

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「ロシアの驚くほど美しい女スパイ」が話題ですが、今年になってから米国サイバー司令部(Cyber Command)を創設や米国の政府・軍機関やGoogleなどの民間企業に対して頻発したサイバー攻撃の発信源が、中国人民解放軍の海南島基地だと断定する報告が米国の民間研究機関から発表されました。この場合の民間研究機関とは政府の発言の代役を担っている場合が多いことから、米国の中国への警告なのでしょう。。。
 

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 米国サイバー司令部(Cyber Command)を創設
  
 米国は、サイバースペースで戦い、軍のコンピューターをハッカーたちから守るというサイバー司令部(Cyber Command)を創設、今年10月から本格稼働させようとしている。
 
 サイバー司令部の本拠地は、メリーランド州のフォート・ミード陸軍基地にある「国家安全保障局(NSA)」も同地にある。ここは、軍の中でも最も秘密主義が徹底されている施設の1つだ。サイバー司令部のミッションは基本的に不透明で、軍内部でも明らかにされていない。だが、この誕生間もない部隊にまつわる謎はもう1つある。それはサイバー司令部の紋章(上の画像)に刻まれている。
 

2010070821-1.jpg

 
紋章には金色の輪が2つあるが、内側のほうの輪の上に、「9ec4c12949a4f31474f299058ce2b22a」というコードが刻まれているのだ。
「これは意味のない数字の羅列ではなく、解読することができる」とサイバー司令部の関係筋はWired.newsに語ってくれた。
「デザイン段階ではいくつかの異なる提案が出たが、最終的には、どの部隊にとっても必要なものが選ばれた――つまり、組織のミッションだ」と関係筋は付け加えた。
 
上のヒントをもとに、このコードを解読してみてほしい。回答はこちらへ送信するか、コメント欄に書き込んでくれたら、サイバー司令部の関係筋が確認してくれる。最初の正解者には、Wired.comの軍事ブログ『Danger Room』のTシャツか、国際スパイ博物館(日本語版記事)へのチケットが提供される。
 
 
 中国の対米サイバー攻撃拠点は海南島の人民解放軍 米機関が断定
 
 昨年から今年にかけて米国の政府・軍機関や民間企業に対して頻発したサイバー攻撃の発信源は中国人民解放軍の海南島基地だと断定する報告が米国の民間研究機関から発表された。中国政府はかねてから自国は無関係と主張してきたが、米国やカナダの政府機関などの情報も基にした報告は、中国南端の海南島に施設をおく中国軍こそが諸外国のコンピューター・システムに侵入した「犯人」だとしている。
 
安全保障関連の課題を専門に調査、研究する米国の民間機関「メディアス・リサーチ」は6日、「中国・サイバー・スパイと米国の国家安全保障」と題する報告を発表した。
 
米国とカナダの政府や民間機関が得た情報を基に「メディアス・リサーチ」独自の情報や分析を加えて作成された報告は、「米国やその他の諸国の各種機関にここ数カ月、行われたサイバー攻撃のうち単一で最大の発信源は海南島に拠点をおく中国人民解放軍の陸水信号部隊(隊員合計約1100人)であることが判明した」と結論づけた。
 
米国各機関へのサイバー攻撃は官民のコンピューター、インターネットへの侵入で秘密情報を獲得することを目的としており、米側の軍事情報だけでなく民間企業の秘密情報や技術を不正に入手する手段とされている。米検索大手グーグルは中国側からサイバー攻撃をかけられたとして公式に抗議した。
 
米国議会上院ではすでにテッド・カウフマン議員(民主党)が中国政府に自国内からのサイバー攻撃についての調査を早急に実施し、その結果を米国に伝えることを求める決議案を提出した。
 
報告はさらに、発信源は具体的には「海南テレコム」と認定された例が多いが、「海南テレコム」は事実上、陸水信号部隊と同一であり、攻撃の標的は米国や台湾の軍事関連施設、チベット、ウイグルの関連施設など、中国政府にとって関心の高い組織がほとんどだったと指摘した。
 
また、海南島には潜水艦の地下基地や空軍基地など大規模な軍事施設が存在することが以前から知られており、陸水信号部隊は人民解放軍総参謀部第三部の指揮下で秘密裏に育成され、サイバー戦争用の部隊ともされているとの分析も披露した。
 
 
 美しすぎるスパイの「危ないアルバイト」脇の甘すぎた手口
 
 米国で摘発されたロシアのスパイグループが国外退去となった事件で、「美しすぎる女スパイ」として一躍、有名になったアンナ・チャップマン元被告(28)の人物像や経歴が徐々に明らかになってきた。
 
amr1007101800009-p3.jpg 英国で「一目惚れ」した男性と結婚したものの、結婚生活は約4年で破綻(はたん)。その間に「ロシアの友人たち」との付き合いを深め、質素だった暮らしは華美なものへと一変していた。逮捕前には元夫へ、スパイ生活を悔いるかのようなメールを送っていたことも判明。アンナ元被告がどのようにしてスパイの道を歩み始めたのか、欧米メディアの関心は高まる一方だ。
 
 アンナ元被告は1982年、ロシア南部の工業都市、ボルゴグラード(旧スターリングラード)で、外交官の父と数学教師の母との間に生まれた。幼少時は背骨が湾曲する病気に苦しめられ、父が在外公館勤務をする間は故郷で祖母と暮らしたという。知能指数(IQ)162。地元の学校では才女として高い評価を受けていた。
 
チャップマン氏は結婚後、義父に会ったときの印象をこう述べている。アンナ元被告からは、「父は(旧ソ連対外情報機関の)国家保安委員会(KGB)高官だった」と説明を受けたという。事実ならば、ワシリー氏は冷戦時代、外交官の身分を隠れみのにしてスパイ活動や西側諸国への工作などに従事していた可能性が高い。

 若い娘夫婦のために、当時勤務していたジンバブエへの新婚旅行をプレゼントしたのもワシリー氏だった。その一方で、チャップマン氏に対する態度は尊大で、常にボディーガードと行動するなど警戒心を解かない人物でもあった。チャップマン氏は、この厳格な父が「アンナの人生のすべてをコントロールしていた」と指摘、アンナ元被告をスパイに道へ引き込んだのではないかとの見方を示唆している。
 
 逮捕前日の6月26日、露領事館の職員を装ったFBIのおとり捜査官がアンナ元被告と接触、マンハッタンのカフェで落ち合った。普段、自分を“運営”する職員とは別人と知りつつ姿をあらわしたアンナ元被告に、捜査官は、ある人物に偽造パスポートを渡すようにと架空の任務を与えた。
 
この際、アンナ元被告は捜査官に対し、「連絡用パソコンの調子が悪い」と苦情を伝え、しかも、「修理してほしい」と、そのまま手渡してしまっている。
 
さらに、アンナ元被告はこの“ランデブー”の後、偽名で携帯電話用のプリペードカードなどを購入。店側に提出した書類には「フェイク(偽物)ストリート99番地」という、あまりにも分かりやすいうその住所を記入していた。
 
FBIが捜査の過程で傍受した露本国からスパイグループへの指令には、こうあったという。
 
「君たちの教育や銀行口座、車、住居などはすべて、一つの目的のためにある。それは、(米国の)政策立案にかかわる集団を調査して関係を築き、(本国の)センターに情報を送ることだ」
 
グループはほかにも、核関連情報の入手といった任務も帯びていたとされるが、アンナ元被告は一体、どこまで本気だったのか。
 
ロンドン時代に覚えた贅沢を続けるための「危ないアルバイト」だったのではないか、との疑念さえ浮かぶ不用心さと詰めの甘さ。今年3月には元夫のチャップマン氏にメールで、「あなたを愛し、失ったことでたくさん苦しんだ」などと伝え、“仕事”のために離婚を選んだことへの後悔をにじませた。
 
 

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HOMENews BlogsInternet Technology | July 12, 2010 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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