2008年のスペインGP以来F1から遠ざかっている佐藤琢磨は、来シーズンに向けて復帰の糸口を探している。スーパーアグリチームの撤退によってF1からの離脱を余儀なくされた琢磨は、新規チームが参入する2010年シーズンに期待を寄せている。
来シーズンからカンポス、ロータス、マノー、USF1の4チームが新たに加わるため、琢磨はF1復帰のチャンスが巡ってくると信じている。「知っての通り、F1でもビジネスでも何でもそうだけど、予想するのは難しいんだ」と、琢磨はオートスポーツに語った。 「新しいチームがやってくるから、それが僕にとって最高のチャンスになるのは間違いないし、現在のチームも同じだよ。だから、いろいろな人たちと連絡をとって、F1のためだけでなくあらゆる可能性を見つけようとしているんだ」 琢磨はアメリカでレースをすることも1つの選択肢であることを認めている。 彼のプライオリティーはやはりF1復帰だ。「間違いなく、100%そうだよ。F1は以前にいた場所だから僕の心の中にある。でも、前にも言ったけれど、それは自分一人で決めることができないんだ。いろいろな要素が絡んでいるからね。100%ドアが閉まるまで、ドアをプッシュし続けるつもりだよ」