Microsoft「Windows Phone」Windows Mobile 6.5を正式にリリース
Microsoftが春から予定していた APPLE iPhone に対抗できるOS?「Windows Mobile 6.5」を正式にリリースしました。このOSを搭載した端末を「Windows Phone」ブランドと読んで、iPhone に対抗する勢力となるように携帯電話が世界中で発売されます。
この Windows Phone という新ブランドの採用は、これまで「Windows Mobile」を搭載する製品を単にWindows Mobile携帯電話として販売していた頃から、明確に APPLE iPhone に対抗することをユーザーに印象づける戦略となっています。Microsoftは考え出した新ブランド「WP」?Windows Phoneは、コンシューマー層の間でMicrosoftのスマートフォンOSの価値を認識させ高めていく戦略の中核となるのでしょう。
APPLE iPhone を意識し機能面で劣らないことを優先としたOSですので、Windows Mobile 6.5は、フルタッチスクリーン性能を備えて、これまで携帯電話の画面操作で苦労した Windows Like で使いにくいタッチインターフェースから大きな変化を遂げています。
またWindows Mobile 6.5では、APPLE iPhone が未対応なFlashにも対応させた、モバイル向け「Internet Explorer(IE)」の新バージョンが搭載されています。これまでのバージョンよりも回転やズーム操作が容易に行えるように改善されているようです。
Windows MobileのマーケティングチーフであるKevin Keith氏は、ロンドンで開催された発表イベントにおいて「Windowsには携帯電話(バージョン)のOSがあることを知っているのは、全ユーザーの 10%未満でしかない」と語っています。
HTC、LG、サムスンといったメーカーから、初のWindows Phoneが発売される。また、Sony Ericssonは、Windows Mobile 6.5を搭載する「X2」携帯電話の発売を10月30日に予定している。