土曜日の予選のあと、鈴鹿のスチュワードたちは大忙しだった。数多くのドライバーがイエローフラッグ中に最後までアタックを行ったためだ。スチュワードはジェンソン・バトン、ルーベンス・バリチェロ、フェルナンド・アロンソ、エイドリアン・スーティル、セバスチャン・ブエミの5人に5グリッド降格のペナルティを言い渡した。
予選後に、バトン、バリチェロ、アロンソ、スーティルがイエローフラッグが出されていた時に速度を落とさなかったとして5グリッド降格、ブエミは他のドライバーに危険を与える可能性があったとして5グリッド降格、コヴァライネンとリウッツィはギアボックス交換により5グリッド降格のペナルティを受け、グロックとウェーバーはシャシー交換によりピットレーンからのスタートになる見込みだ。 その結果、ニック・ハイドフェルドが日曜日の日本GP決勝レースを4番グリッドからスタートすることになり、キミ・ライコネンは5番グリッドに繰り上がる。
最も軽かったのは予選4位だったスーティルだが、彼は5グリッド降格のペナルティを受けて9番グリッドからスタートする。2番目に軽かったのがトゥルーリ、以下ハミルトン、ヴェッテルと続く。最も重い燃料を積んでスタートするのは予選で奮わなかった中嶋一貴で、695.7kgの車体重量となっている。アロンソの燃料も重く、後方から長い第1スティントを走って順位アップを狙う。
なお、Q2で大クラッシュを喫したティモ・グロックがレースに出られるかどうかはまだ不明である。
1 セバスチャン・ヴェッテル(レッドブル):658.5kg 2 ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ):655.5kg 3 ルイス・ハミルトン(マクラーレン):656kg 4 ニック・ハイドフェルド(BMW):660kg 5 キミ・ライコネン(フェラーリ):661kg 6 ヘイッキ・コヴァライネン(マクラーレン):675kg 7 ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ):684.5kg 8 ロベルト・クビサ(BMW):686kg 9 エイドリアン・スーティル(フォースインディア):650kg 10 ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP):660.5kg 11 ハイメ・アルグエルスアリ(トロロッソ):682.5kg 12 ジェンソン・バトン(ブラウンGP):658.5kg 13 ジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ):661.5kg 14 セバスチャン・ブエミ(トロロッソ):665.4kg 15 中嶋一貴(ウィリアムズ):695.7kg 16 ロマン・グロージャン(ルノー):691.8kg 17 フェルナンド・アロンソ(ルノー):689.5kg 18 ビタントニオ・リウッツィ(フォースインディア):682.5kg 19 ティモ・グロック(トヨタ):N/A 20 マーク・ウェーバー(レッドブル):N/A
1 セバスチャン・ヴェッテル 2 ヤルノ・トゥルーリ 3 ルイス・ハミルトン 4 ニック・ハイドフェルド 5 キミ・ライコネン 6 ルーベンス・バリチェロ 7 ニコ・ロズベルグ 8 エイドリアン・スーティル 9 ロベルト・クビサ 10 ジェンソン・バトン 11 ヘイッキ・コヴァライネン 12 ハイメ・アルグエルスアリ 13 セバスチャン・ブエミ 14 ジャンカルロ・フィジケラ 15 中嶋一貴 16 フェルナンド・アロンソ 17 ロマン・グロージャン 18 ヴィタントニオ・リウッツィ 19 マーク・ウェーバー ティモ・グロックは欠場