先月から噂になっていたアロンソのフェラーリ加入が正式に発表になりましたね。一方のライコネンは?長い間噂されてきたアロンソのフェラーリ移籍はついに現実のものとなり、これからドライバーマーケットが本格的に動きだすだろう。
アロンソはフェラーリと2010年から2012年までの3年契約を結び、現在療養中のフェリペ・マッサとコンビを組むことになる。ジャンカルロ・フィジケラはチームのリザーブドライバーを務め、キミ・ライコネンは3年間を過ごしたチームを離れることになった。
「これまでのキャリアで2度のワールドチャンピオンに輝いた、素晴らしい才能を披露しているもう一人のチャンピオンドライバーをチームに迎えることを光栄に思う」と、チーム代表のステファノ・ドメニカリは語った。「もちろん、キミにはフェラーリで過ごした中で彼が成し遂げた全てのことに感謝したい。彼は最初の年にドライバーズタイトルを獲得し、フェラーリの歴史に貢献し、2007年と2008年のコンストラクターズタイトルの獲得に不可欠な役割を果たしてくれた」
「今年のように厳しいシーズンでも、彼は大変素晴らしい才能を発揮し、スパでの最高の優勝を含めて素晴らしい結果をいくつも残してくれた。今シーズン残りの3レースでも素晴らしい時間を彼と共有できると信じている」
「僕たちはこの3年間で50%のワールドタイトルを制し、2007年にはドライバーズタイトルを獲得できた。そうやって、キャリアを始めた時に掲げた目標を達成できたんだ。ここにいるみんなにはいつも居心地の良さを感じていたから、チームとの楽しい思い出がたくさんあるよ」 マクラーレンのセカンドドライバーは未定 マクラーレンの報道官は、2010年シーズンに向けたルイス・ハミルトンのチームメイトをまだ決定していないと語った。フェラーリがフェルナンド・アロンソの加入を発表したことで、キミ・ライコネンがマクラーレンに復帰する可能性もより濃くなったが、チームはセカンドドライバーを決定していないことを強調している。
ヘイッキ・コヴァライネンが期待を下回るパフォーマンスにより更迭の危機にさらされている中、マクラーレンのセカンドドライバー候補にはこれまでにニコ・ロズベルグの名前も挙がっていた。しかし、彼はブラウンGPと契約を交わしていると言われており、2002年から2006年までの5年間をマクラーレンで過ごしたライコネンが同チームに復帰することが濃厚と見られている。 ライコネンのマクラーレン復帰が濃厚 イギリスのメディアが報じたところによると、かねてから噂のあったキミ・ライコネンのマクラーレン復帰が濃厚とのことだ。ライコネンは、契約上の問題を解決できれば過去5年間在籍したマクラーレンに2010年シーズンから復帰すると見られている。 多くのトップドライバーが2010年シーズンの在籍チームを決めていない中で、ライコネンは2010年までフェラーリと契約を交わしているため、弁護士らが契約の解除に努めているという。
テレグラフ紙は、ライコネンがヘイッキ・コヴァライネンに代わってマクラーレンに加入し、1989年のアラン・プロストとアイルトン・セナのコンビ以来初となるワールドチャンピオン同士のラインナップが見られるかもしれないと報じている。
また、マクラーレン移籍が噂されていたニコ・ロズベルグはブラウンとすでに契約を交わしていると見られ、彼と同郷のドイツのエンジンメーカーであるメルセデスがブラウンの株主になることが予想されている。