ソニーが昨年に開発を表明していた「進化するテレビ」は、Googleと共同で5月20日に発表した「Google TV」搭載テレビ「Sony Internet TV」のことだった。Androidアプリをダウンロードして機能を拡張できるほか、独自のネットワークサービス「Sony Online Service」(仮称)の提供も検討する。
Sony Online Serviceは、液晶テレビやレコーダー、電子書籍端末、VAIOなど同社製品が統一的にアクセスしてコンテンツのダウンロードなどが行えるようにするというもので、「ハードを売って終わり」の既存ビジネス脱却を目指すソニーの次世代戦略の柱の1つだ。 ソニーでは、「Sony Internet TV」が「進化するテレビ」そのものだということを認めながも、機能など詳細は「まだお話できない」とし、Sony Online Service導入も「視野に入れて検討している」と話すにとどめた。 Sony Internet TVのリモコンは、ソニーとGoogleが共同開発。Googleの説明によると、「PC向けフルキーボードよりは少し小さめの」QWERTYキー付きで、「キーボードとリモコン、マウスを融合したような入力端末」。テレビとネットを快適に利用できるという。 Sony Internet TVはまず米国で秋に発売予定で、米国外での発売については「コメントできない」としている。Google TVを搭載したBlu-ray Discプレーヤーも同時期に米国で発売する予定だ。 ソニーとGoogleは、テレビ以外の家電製品やモバイル製品などへのAndroid搭載に関する提携を結んだことも発表している。
Google TVとは Google TVは、ネット機能とHDMI端子を備えたAndroidベースのテレビ向けプラットフォームで、「テレビとWebのエクスペリエンスをシームレスに融合する」(チャンドラー氏)狙いで開発。テレビとWebが分離していた従来のテレビ向けネットサービスと異なり、ユーザーはテレビかWebかを意識せずに一元的に楽しめるという。 画面上のツールバーの検索窓にキーワードを入力すると、放送中のテレビ番組や、今後放送予定の番組、録画した番組、WebサイトやWeb上の動画などを横断検索できる。お気に入りのテレビチャンネルやWebサイトを登録できる機能、よく見る番組やWebサイト履歴からおすすめのコンテンツを紹介するレコメンド機能も備える。 ピクチャーインピクチャー機能を使い、Webブラウジングしながらテレビを見ることも可能。Webブラウザをメイン画面に、テレビを小画面に表示し、野球中継を見ながらチームの情報をWebでチェックする――といったことができる。 入力にはソフトウェアキーボードとハードウェアキーボードが使える。ソニーの対応テレビ向けには、「キーボードとリモコン、マウスを融合したような入力端末」を開発中。スマートフォンをリモコンにできる機能もあり、Android端末とiPhone向けリモコンアプリを提供する計画だ。 Google TV専用の広告などは「計画していない」が、Web検索の際はPCからの検索と同様、検索広告が表示される。
Google TVは、ネット機能とHDMI端子を備えたAndroidベースのテレビ向けプラットフォームで、「テレビとWebのエクスペリエンスをシームレスに融合する」(チャンドラー氏)狙いで開発。テレビとWebが分離していた従来のテレビ向けネットサービスと異なり、ユーザーはテレビかWebかを意識せずに一元的に楽しめるという。 画面上のツールバーの検索窓にキーワードを入力すると、放送中のテレビ番組や、今後放送予定の番組、録画した番組、WebサイトやWeb上の動画などを横断検索できる。お気に入りのテレビチャンネルやWebサイトを登録できる機能、よく見る番組やWebサイト履歴からおすすめのコンテンツを紹介するレコメンド機能も備える。 ピクチャーインピクチャー機能を使い、Webブラウジングしながらテレビを見ることも可能。Webブラウザをメイン画面に、テレビを小画面に表示し、野球中継を見ながらチームの情報をWebでチェックする――といったことができる。 入力にはソフトウェアキーボードとハードウェアキーボードが使える。ソニーの対応テレビ向けには、「キーボードとリモコン、マウスを融合したような入力端末」を開発中。スマートフォンをリモコンにできる機能もあり、Android端末とiPhone向けリモコンアプリを提供する計画だ。 Google TV専用の広告などは「計画していない」が、Web検索の際はPCからの検索と同様、検索広告が表示される。