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September 18, 2009 space
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日本の無人補給機「HTV」初号機 18日午前7時26分、ISSとの結合(ドッキング)

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国際宇宙ステーション(ISS)に食料や日用品などを運ぶ日本の無人補給機「HTV」初号機は日本時間18日午前7時26分、ISSとの結合(ドッキング)に成功した。
 
HTVは今月11日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の種子島宇宙センター(鹿児島県)から新大型ロケット「H2B」初号機で打ち上げられた。飛行は順調で、16日には高度約324キロまで上昇。17日夜には、高度約350キロのISS後方5キロまで近づく。
 

日本の無人補給機「HTV」初号機

 

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 無人補給機HTV、順調に飛行 宇宙ステーションに18日接続へ
 
 18日は、衛星利用測位システム(GPS)を使った航法で、ISSの約500メートル下に到達。その後、HTVから発したレーザー光をISS日本実験棟「きぼう」の反射鏡に当て、位置を確認しながら徐々に接近する。このとき用いる近傍通信システムは、日本が独自開発した。
 

日本の無人補給機「HTV」初号機

 
HTVがISSの約10メートル下の予定地点に着くと、ISSの米国人飛行士がロボットアームで捕まえてISSに設置。ロボットアームの動きに制約があるため、HTVの位置が1メートルずれてもやり直しとなる。
 
秒速8キロで飛行するHTVとISSを、同じ速度、向きに維持して相対速度をゼロにする必要がある。
 
ロボットアームによる設置作業が最大のヤマ場で、秒速8キロで飛ぶISSとHTVをぴたりと寄り添わせる技術が鍵を握る。ロボットアームによる宇宙船のドッキングは初めて。接近飛行(ランデブー)の技術は日本が開発した。
 
わずかなずれも許されないが、ISSに突っ込む形で直接ドッキングする米スペースシャトルやロシア、欧州の無人補給機に比べると、衝突の危険は小さいという。また、結合部の出入り口が大きくとれ、大型の荷物を運べる利点もある。

HTVの飛行を制御するJAXAの筑波宇宙センター(茨城県)管制室と米航空宇宙局(NASA)、ISSの飛行士の高度な連携が必要。JAXAの山中浩二・フライトディレクタ(41)は「管制員は優秀なので、チームワークで必ず成功する。この経験は独自の有人飛行にも役立つ」と力を込めていた。
 

 無人補給機 HTVが国際宇宙ステーションとドッキング
 
 国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ日本の無人補給機「HTV」が18日午前7時26分、上空約400キロを周回するISSとドッキングした。電気、通信系を接続後の19日未明には、ISSに滞在中の宇宙飛行士がHTV内に入る。ISSに日本の宇宙船がドッキングするのは初めて。
 
日本の無人補給機「HTV」初号機日本の無人補給機「HTV」初号機

 
 HTVは11日未明、新開発の国産大型ロケット「H2B」1号機に搭載され、種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられた。ISSを追いかけるように地球の周りを飛び、17日、ISSのそばに到達。その後、ISSの下約500メートルの位置に潜り込むように移動し、ISSに取り付けられた鏡にレーザー光を反射させて位置確認をしながら、徐々に接近した。
 
日本の無人補給機「HTV」初号機

 
18日午前4時51分には、ISSのロボットアームがHTVをつかんだ。アームはゆっくり動き、同7時26分ごろ、HTVをISSに結合させた。
 
HTVは衣類、食料、ISS用の観測機器など4.5トンを積載している。ISSに運び込まれた後、11月初旬にISS内の廃棄物などを積んで大気圏に再突入し、燃え尽きる。

 
 世界初の成功 NASAも称賛
 
日本の無人補給機「HTV」初号機 18日早朝、国際宇宙ステーション(ISS)への無人物資補給機「HTV」がISSのロボットアームによって捕まえられると、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターの管制室で息を詰めて見守っていた管制員らは拍手と歓声、ガッツポーズなどで喜びを爆発させた。
 
「ロボットアームを使っての結合は世界の宇宙開発に新しい道を切りひらく。(HTVは)7機を打ち上げるが、今回だけでも非常に多くのことを学んだ。この積み重ねは(独自の)有人飛行にもつながる」
 
約9時間半にわたり、筑波で管制チームを率いたJAXAの山中浩二・フライトディレクタ(41)は高揚した表情で成功の意義を強調した。
 
ともに秒速約8キロで飛行するISSへのHTVの接近は、わずかなミスでも大事故につながる。ロボットアームによる宇宙船の捕獲は世界の宇宙開発史上初めてで、HTVの正確な接近が成功の鍵だった。
 
米航空宇宙局(NASA)の関係者も「完璧(かんぺき)な成功だ。素晴らしい」と称賛し、ISSではドッキングを待たずに飛行士らが乾杯をした。
 
成功の背景には、今月11日にJAXA種子島宇宙センター(鹿児島県)からHTVを軌道投入させた新大型ロケット「H2B」の存在も欠かせない。日本の宇宙技術の集大成で臨んだHTVは、関係者も驚くほど順調にスケジュールを消化している。

 
 HTV、11月2日に大気圏再突入へ 宇宙輸送の任務完了

 宇宙航空研究開発機構は11月2日(日本時間)、国際宇宙ステーションへ物資を届けた日本初の宇宙輸送機「HTV」を大気圏に再突入させる。HTVは9月18日に宇宙ステーションにドッキングし、荷降ろしを終えた現在も係留中。再突入で機体の大半が燃え尽き、一連の任務を完了する。再突入による燃焼にも成功すれば、宇宙ステーションへの主力輸送機としての国際評価が一段と高まりそうだ。
 

日本の無人補給機「HTV」初号機

 
 再突入にあたり、HTVは宇宙ステーションのゴミを積み込み、宇宙ステーション側のロボットアームで所定の位置に移される。31日午前1時過ぎに宇宙ステーションを離れ、エンジンを噴射して徐々に高度を下げ、11月2日午前6時28分に大気圏へ再突入する予定だ。
 
宇宙機構によると、HTVの機体はアルミ合金製でほとんどが溶けてしまう。耐熱性の高い部品など燃え残りはニュージーランド沖からチリ沖にかけての南太平洋に落下する見通し。再突入の直前まで機体の位置や制御装置の稼働状況を追跡する。

 
 HTV2日午前6時26分任務完了!
 
 宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)は2日午前6時26分ごろ、国際宇宙ステーション(ISS)に地球観測装置や物資を運んだ無人貨物船「宇宙ステーション補給機(HTV)」を大気圏に突入させた。HTVはほぼ燃え尽き、一部がニュージーランドと南米の間の南太平洋に落下したもよう。約52日間の初飛行は計画通り成功した。
 
日本の無人補給機「HTV」初号機

 
宇宙航空研究開発機構は2日午前、国際宇宙ステーション(ISS)に地球観測装置や物資を運んだ日本の無人貨物船「宇宙ステーション補給機(HTV)」を大気圏に突入させた(想像図=同機構提供)
 
日本初の宇宙船であるHTVは9月11日に種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられ、同月18日にISSにドッキング。日米の地球観測装置(計約0.9トン)が日本実験棟『きぼう』船外に設置されたほか、食料品や日用品、実験試料など約3.6トンが運び込まれ、代わりに使用済みのラックやパネルなど約1.6トンが詰められた。
 
HTVは10月31日未明にISSから分離。最終的に前後逆向きの姿勢で主エンジンを噴射し、急減速するとともに、回転しながら大気圏に突入した。 

 
JAXAがHTVの愛称を募集!宇宙ステーション補給機
日本の無人補給機「HTV」初号機 18日午前7時26分、ISSとの結合(ドッキング)
 

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