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September 13, 2009 space
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F1イタリアGP決勝 ブラウンGP バリチェローバトンの1−2!

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2009年F1第13戦イタリアGPは、日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温26℃、路面温度38℃、湿度38%、風速0.5m、晴れのドライコンディションとなっている。
 

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 イタリアGP予選後の車体重量
 
 FIAは、イタリアGP予選後の車体重量を発表した。最も軽かったのはポールシッターのルイス・ハミルトンで、トップ10では5位のルーベンス・バリチェロが最も重く、ブラウンの2台とヘイッキ・コヴァライネンは1ストップ作戦を使うことが予想されている。
 

 以下がFIAから発表された予選後の車体重量だ。

1 ルイス・ハミルトン(マクラーレン):653.5kg
2 エイドリアン・スーティル(フォースインディア):655.0kg
3 キミ・ライコネン(フェラーリ):662.0kg
4 ヘイッキ・コヴァライネン(マクラーレン):683.0kg
5 ルーベンス・バリチェロ(ブラウン):688.5kg
6 ジェンソン・バトン(ブラウン):687.0kg
7 ヴィタントニオ・リウッツィ(フォースインディア):679.5kg
8 フェルナンド・アロンソ(ルノー)677.5kg
9 セバスチャン・ヴェッテル(レッドブル):682.0kg
10 マーク・ウェーバー(レッドブル):683.0kg
11 ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ):703.0kg
12 ロマン・グロージャン(ルノー):699.8kg
13 ロベルト・クビサ(BMW):697.5kg
14 ジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ):690.0kg
15 ニック・ハイドフェルド(BMW):697.5kg
16 ティモ・グロック(トヨタ):709.8kg
17 中嶋一貴(ウィリアムズ):706.2kg
18 ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ):708.6kg
19 セバスチャン・ブエミ(トロロッソ):706.0kg
20 ハイメ・アルグエルスアリ(トロロッソ):706.0kg


 
136613.jpg土曜日に行われた予選では、マクラーレンのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。フロントローにはフォースインディアのエイドリアン・スーティルが並び、キミ・ライコネン、ヘイッキ・コヴァライネンが2列目に続いている。
 
決勝レース直前の車体重量はポールシッターのハミルトンが最も軽く、ブラウンの2台は重めに積んで1ストップ作戦を行う可能性が高い。
 
トロロッソのハイメ・アルグエルスアリはピットからのスタートとなった。グリッド上には19台のクルマがレースに向けて準備を行っている。
 
今年より改修されたシケインの縁石については、オープニングラップではシケイン通過によりアドバンテージを得なければペナルティを受けない。しかし、それ以降は3回行うとドライブスルーペナルティを受けることになる。
 
 バリチェロに5グリッド降格の可能性
 
 ブラウンチームは、ルーベンス・バリチェロのギアボックスがダメージを負っている可能性があるため、レース前に交換する可能性があることを明らかにした。もしギアボックスを交換した場合、バリチェロは5グリッド降格のペナルティを受けることになる。
 
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今シーズンのレギュレーションでは、各ドライバーは1シーズンに8基のエンジンを使用することになっており、9基目を使用した場合は10グリッド降格のペナルティが科される。ギアボックスの場合は4レース連続で使用することになっているため、このサイクルを破れば5グリッド降格のペナルティを受けることになる。

「全ての情報を見て決断する予定だが、まだ決定していない」と、チーム代表のロス・ブラウンは予選後に語った。「今は燃料量がわかっているので、全てを計算してレースがどうなるか考えてから決定するつもりだ。一晩考えてみた上で明日の午前に決断を下す。シミュレーションとモデル以外は今晩は何もできないからね」
 
 バリチェロ ギアボックス交換を拒む
 
 ギアボックス交換により5グリッド降格の可能性があったルーベンス・バリチェロだが、彼は日曜日の午前にチームにギアボックスを交換したくないことを伝えた。
 
これにより、彼はダメージを負っている可能性のあるギアボックスを53周のレースで使用するというギャンブルに出ることになる。
 
 
 現地時間午後2時、19台のクルマがフォーメーションラップに向かった。

ハミルトンとスーティルはソフトタイヤを選んだ。

19台のクルマがグリッドに着いた。

シグナルがブラックアウトし、レーススタート!

ハミルトンがいいスタート、ライコネンが2番手、スーティル、バリチェロ、コヴァラインが続く。

ヴェッテルがアロンソを抜いてポジションを上げた。コヴァライネンはバリチェロにオーバーテイクをしかけている。ウェーバーはターン1でクルマを止めている。

リウッツィはストレートでコヴァライネンをオーバーテイクした。後方ではアロンソがヴェッテルを狙っている。

2周目 アロンソはヴェッテルをオーバーテイクし、8番手にポジションを上げた。ヴェッテルは更にクビサにもポジションを譲っている。

3周目 ハミルトンは1分26秒440のファステストを記録している。アロンソはコヴァライネンを抜いて7番手にポジションを上げた。
 
ハードタイヤを履いているコヴァライネンは、ペースがなかなか上がらない。
 
4周目 ハミルトンはライコネンに2秒8の差をつけて走行している。ロズベルグがここでピットに入った。ハードタイヤからソフトタイヤに交換したが、右フロントタイヤが上手くはまらず、時間がかかってしまった。

5周目 クビサはフロントウイングにダメージを負っている。オープニングラップでウェーバーと接触したようだ。

6周目 ハミルトンは1分25秒354のファステストを記録した。徐々にペースを上げてライコネン以下を引き離している。後方ではダメージを負っているクビサにヴェッテルが迫っている。

7周目 ハミルトンとライコネンの差は4秒に開いた。ライコネンとスーティルの差は1秒、スーティルとバリチェロの差は5秒9、バリチェロとバトンの差は2秒5となっている。

8周目 レーススチュワードは、ダメージを負ったフロントウイングをつけたまま走行しているクビサに対して速やかにピットに戻るように伝えた。彼のフロントウイングの左エンドプレートは、今にも外れそうになっている。

9周目 クビサがピットイン。フロントウイングを交換し、タイヤもソフトからハードに交換した。

7番手のアロンソは、前を走るリウッツィにコンマ7秒まで迫っている。

10周目 ルノーはグロージャンに対してターン1で2速を使うように指示している。

11周目 3番手を走るスーティルは、ライコネンにコンマ7秒まで迫っている。コース上ではハミルトン、ライコネン、スーティルの3人だけが1分25秒台で走行している。

12周目 まもなくピットストップを行うハミルトンは、チームからクルマのバランスを聞かれてオーバーステアが出ていると答えている。

14周目 ハミルトンは1分25秒017のファステストを記録した。バリチェロも1分25秒台に入れてきた。
 

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15周目 ハミルトンがピットイン。ハードタイヤに交換し、7秒8の作業でコースに戻った。
 
彼はリウッツィの前の5番手でコースに復帰している。

ここでクビサとロズベルグもピットに入っている。クビサはクルマをガレージに入れてしまった。

16周目 ロズベルグはコースに戻った。ハミルトンの後ろにはリウッツィとアロンソが続いている。

17周目 スーティルがピットイン。ハードタイヤに交換し、7秒3の作業でコースに戻った。彼はアロンソの後ろ、コヴァライネンの前の7番手でコースに復帰している。

コヴァライネンは前を走るスーティルにオーバーテイクを仕掛けている。

18周目 現在のラップリーダーはライコネンだ。その12秒1後方にバリチェロが続いている。その後ろには2秒8差でバトンが続いている。

19周目 ライコネンがピットイン。再びソフトタイヤに交換し、7秒2の作業でコースに戻った。彼はリウッツィの後ろ、アロンソの前の5番手でコースに復帰した。

ここでアルグエルスアリもピットに入っている。

20周目 アルグエルスアリはガレージにクルマを入れてリタイアとなった。これでウェーバー、クビサに次いで3台目のリタイアとなった。

21周目 ラップリーダーはバリチェロに変わった。彼は1分25秒622のペースで走行している。バリチェロと2番手のバトンとの差は2秒1、バトンと3番手のハミルトンの差は8秒9だ。

22周目 バトンは徐々にペースを上げてバリチェロに迫っている。リウッツィはコースオフを喫して、クルマを止めている。

23周目 リウッツィのリタイアの原因はメカニカルトラブルのようだ。ここまで好調なペースを発揮していただけに、リタイアが悔やまれる。

24周目 バリチェロとバトンの差は1秒9に縮まった。バリチェロとハミルトンの差は10秒9だ。

ここまでの順位は、バリチェロ、バトン、ハミルトン、ライコネン、アロンソ、スーティル、コヴァライネン、ヴェッテル、ハイドフェルド、フィジケラ、中嶋、トゥルーリ、グロック、ブエミ、グロージャン、ロズベルグとなっている。

ピットストップを済ませているのは、ハミルトン、ライコネン、スーティル、ロズベルグの4台だ。

26周目 アロンソがピットイン。ハードタイヤに交換し、9秒9の作業でコースに戻った。彼は中嶋の前の10番手でコースに復帰している。

27周目 バリチェロが1分24秒999のファステストを記録した。バトンは自己ベストの1分25秒063をマークしている。

ここでコヴァライネンとヴェッテルがピットに入った。2人ともソフトタイヤに交換している。

コヴァライネンは11番手、ヴェッテルは12番手でコースに復帰している。

28周目 バトンがピットイン。ハードタイヤに交換し、9秒1の作業でコースに戻った。彼はスーティルの後ろの5番手でコースに復帰している。

29周目 バリチェロがピットイン。ハードからソフトタイヤに交換し、8秒6の作業でコースに戻った。彼はバトンの前の4番手となった。

後方では12番手のグロックが前を走るコヴァライネンにコンマ4秒まで迫っている。

30周目 フィジケラがピットイン。ソフトからハードタイヤに交換し、9秒5の作業でコースに戻った。

31周目 ハイドフェルドがピットイン。ハミルトンは2回目のピットストップが近づいており、チームからのバランスチェックに答えている。

32周目 ハミルトンが1分24秒869のファステストを記録した。1ストップ組のブラウンとの差は、バリチェロとは15秒8、バトンとは20秒7の差だ。

2番手のライコネンは1分25秒110のペースで走行しており、スーティルがコンマ9秒差に迫っている。

33周目 グロージャンがピットイン。

34周目 ハミルトンがピットイン。ハードタイヤに交換し、7秒7の作業でコースに戻り、バトンの後ろの5番手となった。

リプレイ映像で、スーティルとヴェッテルがシケインをカットするシーンが流れた。

35周目 中嶋とトゥルーリがピットイン。トゥルーリはソフトタイヤに交換し、7秒4の作業でコースに戻った。

36周目 スーティルが1分24秒739のファステストラップを記録した。ライコネンとの差は1秒2となっている。

37周目 ライコネンとスーティルがピットイン。ライコネンが前でコースに戻った。

コース上ではライコネンが4番手、スーティルが5番手となっている。スーティルはピットストップでオーバーシュートし、少し時間がかかったようだ。

残り15周 グロックがピットイン。これで全車が予定のピット作業を行った。現在の順位は、バリチェロ、バトン、ハミルトン、ライコネン、スーティル、アロンソ、コヴァライネン、ハイドフェルド、ヴェッテル、フィジケラ、中嶋、トゥルーリ、グロック、ブエミ、グロージャン、ロズベルグとなっている。

残り13周 9番手のヴェッテルは、前を走るハイドフェルドと2秒6の差となっている。ここでノーポイントとなれば、タイトル争いは厳しくなる。
 

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 残り12周 トップのバリチェロと2番手のバトンの差は5秒1、バトンとハミルトンの差は2秒2、ハミルトンとライコネンの差は8秒9、ライコネンとスーティルの差はコンマ9秒となっている。

ここでロズベルグが3回目のピットインを行った。

残り11周 ヴェッテルはコースオフを喫し、ハイドフェルドとの差が6秒9に広がってしまった。

残り10周 ライコネンとスーティルの差はコンマ4秒に縮まった。ライコネンは1分26秒298、スーティルは1分25秒778のペースで走行している。

残り8周 バトンとハミルトンの差は1秒6に縮まった。バトンは1分25秒139、ハミルトンは1分25秒199のペースで走行しており、バトンは何度かミラーで後方を確認している。

残り7周 バトンは自己ベストの1分24秒935をマークし、ハミルトンを引き離そうとプッシュしている。

残り5周 トゥルーリがターン1で中嶋をオーバーテイクしようとしたが、両者は接触してしまった。わずかにふくらんだトゥルーリはグロックと接触しそうになり、トヨタの両ドライバーはしばらく並びながら走行し、グロックを抜こうとしたトゥルーリはコースオフを喫してしまた。

残り4周 トゥルーリはブエミに抜かれて、14番手にポジションを落とした。

残り3周 スーティルはライコネンを追いかけ続けているが、ライコネンはKERSを駆使してポジションを守っている。

残り2周 ハミルトンはバトンとの差を1秒2まで縮めた。しかし、残りは2周。ポジションアップは難しそうだ。

ファイナルラップ バリチェロが今シーズン2勝目に向けてファイナルラップに突入した。3秒3後方にバトン、その1秒後ろにハミルトンが続いている。

ここでハミルトンがクラッシュ!!

ハミルトンはレズモでクラッシュを喫し、周辺にはパーツが散らばっている。ここでセーフティーカーが入った。
 
レース終了! バリチェロが今シーズン2勝目を挙げた。2位はバトン、3位にライコネンが入った。ハミルトンのクラッシュは、縁石に乗り上げてのスピンによるものだった。
 

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以下は、4位スーティル、5位アロンソ、6位コヴァライネン、7位ハイドフェルド、8位ヴェッテル、9位フィジケラ、10位中嶋、11位、グロック、12位ハミルトン(完走扱い)、13位ブエミ、14位トゥルーリ、15位グロージャン、16位ロズベルグとなった。
 
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ドライバーズチャンピオンシップは、バトンが80ポイント、バリチェロが66ポイント、ヴェッテルが54ポイント、ウェーバーが51.5ポイント、ライコネンが40ポイントとなっている。

コンストラクターズでは、ブラウンが146ポイント、レッドブルが105.5ポイント、フェラーリが62ポイント、マクラーレンが47ポイント、トヨタが38.5ポイントとなっている。

これでヨーロッパラウンドは終了し、残りはフライアウェイでの4レースとなる。次戦のシンガポールGPは、2週間後の9月27日に決勝レースが行われる。
 

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