ドコモが過去に1兆円もの損失をだしたAT&Tへの出資撤退から再びUS市場へアプローチを開始するようです。今回は過去の反省からリスクの少ないMVNOで進出とされていますが、少なくとも投資を行う訳で、その投資資金は日本のドコモユーザーが支払った料金を使う訳です。US進出が日本のユーザーにとってメリットはあるのでしょうか?
ドコモは90年代から2000年代初めにかけ、AT&Tワイヤレスなど米通信大手に巨額投資を行い市場参入を目指したが、ITバブルの崩壊を受け1兆円以上の損失を出して撤退した経緯があります。 ひとつメリットとして考えられることは、日本のユーザーがUSでドコモがMVNOを展開するサービスエリア内において、日本と同じ料金でサービスを受けられるのであれば、これはユーザーメリットも少しは期待が持てます。 日本で行われているようなパケット定額や i-modeサービスがそのまま使えることは、旅行者だけではなく、仕事や家庭をUS圏内に移動させた場合でも、ドコモを使い続けることができます。また、最近ドコモが力を入れているスマートフォン端末のBlackBerryなど、その端末固有のIDで管理されているため、海外でローミング対象の場合に通信料金が高額となり、利用に制限がかかってしまうのは、デメリットとなってしまいます。 このドコモMVNOが実現することで、US圏内や先に投資したインド圏内のタタドコモなどドコモサービスを利用できるエリアが広くなることは、日本のドコモユーザーに少しメリットがあるでしょう。しかし投資に見合うリターンが、利用者で月額料金を支払いに見合うリターンがあるのか?投資効果はまだまだ少ないでしょう。
一番は、月額料金の値下げやパケット定額を実施してもなお高収益を確保している日本の通信業界の実態に見合った国内の料金の値下げが一番のユーザー還元なのですが・・・企業としては成長することで投資家に対するリターンを考えていますが、その前に成長を支えるユーザーへの還元もお忘れなく。と言うことだけ忘れないでいただきたいですね。 ブラックベリー BlackBerry Bold で「iモード」メールが利用可能に BlackBerry Storm 9530 を NTTドコモで使ってみる。 BlackBerry Storm 世界に向けてリリース ブラックベリー BlackBerry Bold 世界最安1000円〜発売開始! ブラックベリー:Black Berry ケータイをドコモが模索!? ブラックジャック :BlackJack ケータイ USの携帯キャリア Cingular 提供