1932年に開発された「マリーン」を原点に持ち、現在もオメガのスポーツウォッチの本流となっているダイバーズウオッチの代名詞、シーマスター。その次世代機と言えるのが、「シーマスター プラネットオーシャン」だ。
2005年の発表当時、最も話題になったのはテーマカラーの鮮烈なオレンジ。この色は、海中の最も深い位置まで視認できる色として採用された経緯を持つ。 また、隠れたエピソードとして「太陽が海に沈む時の色」をイメージすることで、海の大切さを訴えたいという思いも込められているなど、オメガからのさまざまなメッセージが詰まったモデルなのだ。 このモデルは、70年代の「シーマスター600m」以来となる600m防水を確保し、ヘリウムガス・エスケープ・バルブも装備する。さらに特筆すべきは、オメガ独自のコーアクシャル・エスケープメントを備えていることだ。ガンギ車を二重にし、ツメ石の数を通常の倍となる4個備えることで、最も力のかかる脱進機の負担を大幅に軽減し、理論上は通常の機械式時計の2倍くらいの間、メンテナンスが不要となる。
自動巻き。クロノメーター。毎時2万8800振動。約50時間パワーリザーブ。
3針モデル/ケース径45.5mm。ケース厚15.05mm。600m防水。SSケース。アリゲーターベルト(43万500円)。SSブレス(44万1000円)。
クロノグラフ/ケース径45.5mm。ケース厚17.9mm。600m防水。SSケース。ラバーベルト(66万1500円)。SSブレス(69万3000円)。
クロノグラフ(18KRGケース。18KRGブレス)/ケース径45.5mm。ケース厚17.3mm。600m防水。462万円。