BMWは、水曜日の午前に本拠地のあるミュンヘンで緊急記者会見を開き、2009年シーズンを最後にF1から撤退することを発表した。ホンダのF1撤退やF1開催に関するFIAとの固執などメーカー系企業にとってF1の魅力が薄れてしまったのかも知れない。
BMWの取締役を務めるクラウス・ドレーガー博士は、今回の撤退について次のように語っている。「BMWザウバーF1チームとともにトップチームに至までわずか3年しかかからなかった。残念ながら今シーズンは我々の予想に敵わなかったが、F1での10年の経験は我々のエンジン開発に多大な影響を与えた。我々は、大量生産型自動車の開発を促進させるための非常に多くの技術革新や競争精神のおかげでレースをしてきた」
BMWがチームとしてF1に参戦したのは1952年であり、1980年代にはエンジンサプライヤーとしてブラバムとチームを組んだ。2000年にウィリアムズBMWとしてF1に復帰し、翌年のサンマリノGPではラルフ・シューマッハが同チームに初優勝をもたらした。