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June 21, 2009 space
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F1 イギリスGP決勝…レッドブル ヴェッテル、ウェーバー1−2完全勝利!

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2009年F1第8戦イギリスGPは、日曜日の決勝レースを迎えた。レース直前のコンディションは、気温16℃、路面温度30℃、湿度56%、風速2.7m、曇りのドライコンディションとなっている。
 

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予選で大クラッシュを喫したスーティルは、ピットからのスタートを選んだ。彼を除いた19台がグリッド上でスタートを待っている。ほとんどのクルマがソフトタイヤを履く中、中嶋はハードタイヤを選んだ。

現地時間午後1時、19台のクルマがフォーメーションラップに向かった。
ロズベルグ、アロンソ、クビサ、ブエミもハードタイヤを履いている。
 

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シルバーストン最後のレースに向けて19台のクルマがグリッドに着いた。シグナルがブラックアウトし、レーススタート!

ヴェッテル、バリチェロ、ウェーバーが順調にスタートし、中嶋が4番手、ライコネンが5番手、ロズベルグ、トゥルーリの順番となった。

マッサは8番手にジャンプアップ、バトンは9番手に後退した。

1周目を終えた時点の順位は、ヴェッテル、バリチェロ、ウェーバー、中嶋、ライコネン、ロズベルグ、トゥルーリ、マッサ、バトン、グロック、ハイドフェルド、アロンソ、クビサ、フィジケラ、ハミルトン、ピケ、ボーデ、ブエミ、コヴァライネン、スーティルとなっている。

2周目 ヴェッテルは1分22秒338のペースで走行している。バリチェロとの差は2秒5だ。

ハミルトンはクビサをオーバーテイクして14番手にポジションを上げた。

4周目 8番手のバトンは前を走るトゥルーリにコンマ3秒差に迫っている。

ハイドフェルドにチームからフロントウイングを交換するのでピットに入れと指示が出たが、彼はコースに残ると伝えている。現在12番手を走行するハイドフェルドの後ろにはアロンソがぴたりとつけている。

5周目 ヴェッテルとバリチェロの差は5秒2に開いた。アロンソはハイドフェルドにオーバーテイクを仕掛けるが、彼も譲らない。

7周目 ヴェッテルとバリチェロの差は更に開き、7秒2となった。バリチェロとウェーバーの差はコンマ7秒、ウェーバーと中嶋の差は2秒4、中嶋とライコネンの差は1秒6となっている。

8周目 ヴェッテルは毎ラップファステストラップを更新し、このラップでは1分21秒082をマークした。2番手のバリチェロは1分22秒107のタイムだ。

13番手のアロンソはハイドフェルドにコンマ3秒まで迫り、常にオーバーテイクのチャンスを伺っている。その後ろではハミルトンが前を走るクビサにコンマ2秒まで迫っている。

10周目 ヴェッテルとバリチェロの差はついに10秒まで開いた。6番手のロズベルグはライコネンにコンマ9秒まで迫っており、チームから燃料を節約しろと指示がでている。ロズベルグはライコネンよりも多めの燃料を積んでいる。

12周目 ハイドフェルドは前を走るフィジケラと18秒の差があり、彼が後続のクルマのふたをしている状態だ。

14周目 ヴェッテルとバリチェロの差は15秒に開いた。10番手のグロックは前を走るマッサにコンマ7秒差に迫っている。

15周目 中嶋がピットイン。再びハードタイヤに交換し、コースに戻った。

16周目 ライコネンがピットイン。再びソフトタイヤに交換し、9秒4の作業でコースに戻った。ライコネンは中嶋の前に出ることができた。

ヴェッテルは1分20秒735のファステストラップを記録している。ハミルトンは「バランスはいいがグリップがない」と無線でチームに伝えている。

18周目 ロズベルグ、トゥルーリ、バトンがピットイン。バトンはハードタイヤ、トゥルーリはソフトタイヤに交換した。アロンソもピットに入っている。

コースに戻ったトゥルーリはライコネンの前に出ることができた。中嶋はライコネンの後ろにいる。

19周目 バリチェロ、グロックがピットイン。バリチェロはハードタイヤに交換した。

20周目 ウェーバーがピットイン。ソフトタイヤに交換し、11秒7の作業でコースに戻った。彼はバリチェロの前でコースに復帰している。

21周目 ヴェッテル、ハミルトンがピットイン。ヴェッテルはソフトタイヤに交換し、9秒6の作業でコースに戻った。

フィジケラもピットに入っている。

13番手を走行していたハイドフェルドもピットに入った。
 

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23周目 マッサがピットイン。ソフトタイヤに交換し、8秒2の作業でコースに戻った。彼はロズベルグの後ろの5番手となった。

24周目 1回目のピットストップを終えた上位陣の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、バリチェロ、ロズベルグ、マッサ、トゥルーリ、ライコネン、バトン、中嶋、フィジケラ、グロックとなっている。

グロックの後ろの12番手のクビサから16番手までのピケ、ボーデ、コヴァライネン、スーティルはまだピットに入っていない。17番手はアロンソ、その後ろにはハミルトン、ハイドフェルド、ブエミと続いている。

26周目 ヴェッテルは1分22秒373のペースで走行している。2番手のウェーバーとの差は21秒となっている。

27周目 14番手のボーデがピットに入った。

28周目 クビサがピットイン。7番手を走行しているライコネンは、前を走るトゥルーリにコンマ8秒に迫っている。

29周目 12番手のピケがピットイン。16番手のアロンソは最終コーナーで前を走るハミルトンにオーバーテイクを仕掛けたが、ハミルトンは譲らなかった。

31周目 諦めないアロンソは再びハミルトンにオーバーテイクを仕掛け、今度は上手く彼をパスすることができた。チャンピオン同士の激しいポジション争いだ。

32周目 4番手のロズベルグはバリチェロにコンマ7秒まで迫っている。ロズベルグの後ろには1秒5差でマッサがいる。後方ではアロンソがチームメイトのピケを交わして15番手にポジションを上げている。

33周目 コヴァライネンがピットイン。ハードタイヤに交換し、コースに戻った。彼は1ストップ作戦のようだ。

スーティルもピットに入り、これで全車が1回目のピットストップを終えた。

コースに戻ったコヴァライネンはボーデと接触し、コヴァライネンは左リアタイヤをパンクさせ、ボーデはフロントウイングを失っている。

35周目 ボーデとコヴァライネンはピットに入った。両ドライバーが接触した箇所には破片が散らかっている。
 

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36周目 トップのヴェッテルと2番手のウェーバーの差は18秒4、ウェーバーとバリチェロの差は13秒8、バリチェロとロズベルグの差は1秒、ロズベルグとマッサの差はコンマ9秒、マッサとトゥルーリの差は11秒2、トゥルーリとライコネンの差はコンマ8秒、ライコネンとバトンの差は1秒8となっている。トップのヴェッテルと8番手バトンの差は48秒あり、バトンにとっては厳しいホームレースになってしまった。

38周目 コヴァライネンはピットに戻り、頭からガレージに入ってリタイアとなった。

39周目 アロンソとボーデがピットイン。ボーデもクルマをガレージに入れ、リタイアとなった。

40周目 3番手バリチェロの後ろにコンマ9秒差でロズベルグが迫っており、その後ろにはコンマ6秒差でマッサが迫っている。

42周目 7番手のライコネンはトゥルーリにコンマ4秒まで迫っている。中嶋はクビサの前の12番手でコースに戻った。

ライコネンはこの周回でピットに入り、ハードタイヤに交換してコースに戻った。彼は中嶋の前の10番手となった。

43周目 ロズベルグがピットイン。ソフトタイヤに交換し、6秒4の作業でコースに戻った。ハミルトンはコースアウトを喫している。

44周目 ヴェッテルがピットイン。ハミルトンもピットに入っている。リプレイ映像によると、ハミルトンはスピンを喫してコースアウトしたようだ。

45周目 マッサがピットイン。ハードタイヤに交換し、7秒5の作業でコースに戻った。フィジケラもピットに入っている。

46周目 トゥルーリがピットに入った。

47周目 ウェーバーがピットイン。ハードタイヤに交換し、6秒8の作業でコースに戻った。バリチェロとハイドフェルドもピットに入っている。

48周目 クビサがピットに入った。

49周目 バトンがピットイン。トゥルーリの前の6番手でコースに戻った。

残り10周 現在の順位は、ヴェッテル、ウェーバー、バリチェロ、マッサ、ロズベルグ、トゥルーリ、バトン、ライコネン、グロック、フィジケラ、中嶋、ピケ、クビサ、アロンソ、ハイドフェルド、ハミルトン、スーティル、ブエミとなっている。

残り8周 ヴェッテルは1分21秒286のタイムで走行している。ウェーバーとの差は21秒1だ。ほとんどのクルマが1分22秒台で走行する中、バトンは1分21秒台で走っている。

残り7周 9番手のグロックがライコネンにコンマ3秒まで迫っている。ライコネンはペースが上がらず1分23秒620で走行しており、つらそうだ。

残り6周 バトンはロズベルグとの差を1秒ずつ詰めており、その差は2秒5となった。

残り4周 4番手のマッサの後ろに1秒7差でロズベルグがいる。その後ろに1秒4差でバトンが迫っている。

ライコネンとグロックの差はコンマ5秒となっており、グロックの後ろには1秒差でフィジケラがついてきている。

残り3周 バトンとロズベルグの差はコンマ5秒となった。

ファイナルラップ ヴェッテルはウェーバーに18秒の差をつけてファイナルラップに突入した。バトンはロズベルグにコンマ5秒まで迫っているが、果たしてオーバーテイクできるか。
 

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レース終了! ヴェッテルはトップチェッカーを受け、中国GPに続いて2回目の優勝を飾った。ウェーバーが2位に入り、レッドブルは1−2フィニッシュを達成。バリチェロが3位、マッサが4位、ロズベルグはポジションを守って5位、バトンは6位となり、今シーズン初めて表彰台を逃した。7位トゥルーリ、8位ライコネンとなり、ここまでがポイントを獲得した。

チャンピオンシップは、バトンが64ポイントでリードを保ち、ヴェッテルは39ポイントでバトンとの差は25ポイントとなった。

コンストラクターズではブラウンが105ポイント、レッドブルが74.5ポイント、トヨタが34.5ポイントとなっている。

16位でレースを終えたハミルトンは、詰めかけた母国のファンの前でドーナツターンを披露した。
 
イギリスGPの最終結果は、1位ヴェッテル、2位ウェーバー、3位バリチェロ、4位マッサ、5位ロズベルグ、6位バトン、7位トゥルーリ、8位ライコネン、9位グロック、10位フィジケラ、11位中嶋、12位ピケ、13位クビサ、14位アロンソ、15位ハイドフェルド、16位ハミルトン、17位スーティル、18位ブエミとなり、ボーデとコヴァライネンはリタイアとなった。
 

決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time

1 S・ヴェッテル レッドブル 1:22:49.328
2 M・ウェーバー レッドブル + 15.188
3 R・バリチェロ ブラウンGP + 41.175
4 F・マッサ フェラーリ + 45.043
5 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 45.915
6 J・バトン ブラウンGP + 1:06.285
7 J・トゥルーリ トヨタ + 1:08.307
8 K・ライコネン フェラーリ + 1:09.622
9 T・グロック トヨタ + 1:09.823
10 G・フィジケラ フォースインディア + 1:11.522
11 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 1:14.023
12 N・ピケ・ジュニア ルノー + 1 laps
13 R・クビサ BMW + 1 laps
14 F・アロンソ ルノー + 1 laps
15 N・ハイドフェルド BMW + 1 laps
16 L・ハミルトン マクラーレン + 1 laps
17 A・スーティル フォースインディア + 1 laps
18 S・ブエミ トロロッソ + 1 laps
Did not finish
19 S・ボーデ トロロッソ + 23 laps
20 H・コヴァライネン マクラーレン + 24 laps

 
これでシルバーストンでのF1グランプリは最後となった。来年からはドニントンパークでのレースが予定されている。
 
次戦のドイツGPは、3週間後の7月12日にニュルブルクリンクで決勝レースが行われる。
 

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