公式予選Q1:ロズベルグがトップ、ハミルトンがクラッシュでQ1落ち
2009年F1世界選手権はいよいよ第6戦モナコGPの公式予選Q1のときを迎える。セッション直前の気温は24℃、路面温度は45℃、湿度69%でドライとなっている。
マッサが最後に2番手に飛び込む。続いてそれをウェーバーが上回り2位に浮上。少し遅れてロズベルグがトップタイム、1分15秒094。先ほどアクシデントでマシンを降りたハミルトンはここで16位に押し出された。
モナコGP公式予選Q1の結果は、1位ロズベルグ、2位バトン、3位ウェーバー、4位マッサ、5位バリチェロ、6位コヴァライネン、7位RA子年、8位ブエミ、9位アロンソ、10位ヴェッテル、11位中嶋、12位ピケ、13位フィジケラ、14位ボーデ、15位スーティルとなった。
ここでノックアウトとなったのは、16位ハミルトン、17位ハイドフェルド、18位クビサ、19位トゥルーリ、20位グロックの5台。
BMWとトヨタが全滅、フォースインディアが初めて2台ともQ2に進出するという結果となった。
公式予選Q2はまもなく開始される。
公式予選Q2:ライコネンが最速、コヴァライネンが続く
2009年F1世界選手権第6戦モナコGP、公式予選Q2がまもなくスタートする。セッション直前の気温は25℃、路面温度は43℃、湿度67%でドライとなっている。
ライコネンが1分14秒514のトップタイム。コヴァライネンに0.3秒近くの差をつけている。中嶋はタイムが伸びず、10番手。しかし、他のクルマもタイムを伸ばせなかったため、10位に踏みとどまりQ3進出を果たした。
モナコGP公式予選Q2の結果は、1位ライコネン、2位コヴァライネン、3位ウェーバー、4位バリチェロ、5位ロズベルグ、6位ヴェッテル、7位マッサ、8位バトン、9位アロンソ、10位中嶋となった。
脱落したのは、11位ブエミ、12位ピケ、13位フィジケラ、14位ボーデ、15位スーティルの5台。久しぶりにフェラーリとマクラーレンがタイムシートのてっぺんに並ぶセッションとなった。
公式予選Q3はまもなく開始となる。
セッション開始前からヴェッテルがピットレーンの出口で待機している。
シグナルがグリーンに変わり、ヴェッテルが真っ先に飛び出す。それにバトン、バリチェロ、ライコネンが続く。
残り7分5秒 まずヴェッテルが1分16秒206のターゲットタイムをマーク。バトン、ライコネン、バリチェロがタイムを出すも、ヴェッテルを上回れず。
残り6分30秒 ロズベルグが1分15秒602でトップに立つ。2番手にマッサ。
残り5分55秒 ヴェッテルが1分15秒395のトップタイム。そしてバトンが3番手に浮上。
残り5分35秒 バリチェロが2番手タイム。
残り5分 ロズベルグが2番手に浮上。アロンソは7番手タイム。
残り4分 各車いったんピットに戻り、タイヤ交換を済ませて最後のアタックに出て行く。
残り30秒 バトンがセクター1を全体のベストタイムで通過。
残り12秒 バトンがセクター2もベストタイムで通過。
残り3秒 ライコネンが1分14秒927でトップタイム。
ここでチェッカーフラッグ。
バトンが1分14秒902でトップに立つ。ライコネンに100分の25秒の差。
バリチェロが3番手に浮上。
ここでセッション終了。
モナコGP公式予選Q3の結果は、ポールポジションがバトン。2位ライコネン、3位バリチェロ、4位ヴェッテル、5位マッサ、6位ロズベルグ、7位コヴァライネン、8位ウェーバー、9位アロンソ、10位中嶋となった。
公式予選
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 J・バトン ブラウンGP 1:14.902
2 K・ライコネン フェラーリ 1:14.927
3 R・バリチェロ ブラウンGP 1:15.077
4 S・ヴェッテル レッドブル 1:15.271
5 F・マッサ フェラーリ 1:15.437
6 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:15.455
7 H・コヴァライネン マクラーレン 1:15.516
8 M・ウェーバー レッドブル 1:15.653
9 F・アロンソ ルノー 1:16.009
10 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:17.344
11 S・ブエミ トロロッソ 1:15.833
12 N・ピケ・ジュニア ルノー 1:15.837
13 G・フィジケラ フォースインディア 1:16.146
14 S・ボーデ トロロッソ 1:16.281
15 A・スーティル フォースインディア 1:16.545
16 L・ハミルトン マクラーレン 1:16.264
17 N・ハイドフェルド BMW 1:16.264
18 R・クビサ BMW 1:16.405
19 J・トゥルーリ トヨタ 1:16.548
20 T・グロック トヨタ 1:16.788
モナコGP決勝レースは、日本時間の日曜日午後9時にフォーメーションラップがスタートする。
モナコGP決勝前の車体重量
FIAは、モナコGP決勝前の車体重量を発表した。ポールシッターのジェンソン・バトンは同じくフロントローのキミ・ライコネンよりも3kg重く、トップ10のドライバーの中ではブラウンGPの二人が最も重かった。
バリアに激突して予選を終えた16位のルイス・ハミルトンは645.5kgしか積んでいないため、厳しいレースが予想される。最も軽かったのはセバスチャン・ヴェッテルで、彼は631.5kgだった。
1 ジェンソン・バトン(ブラウンGP):647.5kg
2 キミ・ライコネン(フェラーリ):644kg
3 ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP):648kg
4 セバスチャン・ヴェッテル(レッドブル):631.5kg
5 フェリペ・マッサ(フェラーリ):643.5kg
6 ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ):642kg
7 ヘイッキ・コヴァライネン(マクラーレン):644kg
8 マーク・ウェーバー(レッドブル):646.5kg
9 フェルナンド・アロンソ(ルノー):654kg
10 中嶋一貴(ウィリアムズ):668kg
11 セバスチャン・ブエミ(トロロッソ):670kg
12 ネルソン・ピケ(ルノー):673.1kg
13 ジャンカルロ・フィジケラ(フォースインディア):693kg
14 セバスチャン・ボーデ(トロロッソ):699.5kg
15 エイドリアン・スーティル(フォースインディア):670kg
16 ルイス・ハミルトン(マクラーレン):645.5kg
17 ニック・ハイドフェルド(BMW):680kg
18 ロベルト・クビサ(BMW):696kg
19 ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ):688.3kg
20 ティモ・グロック(トヨタ):700.8kg