NASA火星探査機「スピリット」が誰も予想しなかった火星での活動期間5年を遂に記録しました。双子の探査機「オポチュニティ」も同様に2009年1月24日付けで5年目を迎えたのです。しかし、火星で水の痕跡を探査していた探査車「スピリット(Spirit)」が、火星の柔らかな土に車輪を取られ、このまま立ち往生する可能性がある発表しました。このまま火星での活動が停止してしまうのか…
米航空宇宙局(NASA)は11日、火星で水の痕跡を探査していた探査車「スピリット(Spirit)」が、火星の柔らかな土に車輪を取られ、このまま立ち往生する可能性があると述べた。 ミッションのプロジェクト・マネージャー、ジョン・カラス(John Callas)氏は、「スピリットは非常に厳しい状況にある。われわれは現在、慎重に(脱出)作業を行っている」と語った。 NASAによると、技術者や科学者のチームは現在、スピリットの運転を一時的に中止して脱出方法を検討している。試験車両を使用したシミュレーション実験も計画されている。
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NASA Jet Propulsion Laboratory California Institute of Technology
火星の砂地にはまって半年、探査車が脱出に挑戦 米航空宇宙局(NASA)は12日、火星表面で砂地にはまって動けなくなった無人探査車スピリットを救い出すため、16日に前進する指令を送信して脱出を試みると発表した。 スピリットは4月、この場所に後進しながら入り込み、細かな砂に車輪をとられ立ち往生した。NASAは地上で現場を再現して脱出方法を検討し、まず車輪を6回転させる指示を送ることを決めた。 スピリットは同型のオポチュニティーとともに2004年に火星に着陸、これまでに30キロ・メートル以上を走破した。NASAは「雪にタイヤがはまった車を動かすようにはいかず、成功しない可能性も高い」としている。脱出に失敗した場合、この場にとどまって科学観測を続ける方針だ。
スピリットは4月、この場所に後進しながら入り込み、細かな砂に車輪をとられ立ち往生した。NASAは地上で現場を再現して脱出方法を検討し、まず車輪を6回転させる指示を送ることを決めた。
スピリットは同型のオポチュニティーとともに2004年に火星に着陸、これまでに30キロ・メートル以上を走破した。NASAは「雪にタイヤがはまった車を動かすようにはいかず、成功しない可能性も高い」としている。脱出に失敗した場合、この場にとどまって科学観測を続ける方針だ。
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