ドコモの2009年夏モデルは、18機種という数よりもその機能の充実が機種選びの悩みとなりそうです。もちろんデザインの好みもありますが、外見だけでみれば2008年の秋冬モデルと大きな違いはありませんが、防水機能やデジカメ画質、iモードブラウザーの左右ボタン対応、Ajax対応、Flash動画対応、Cookie対応などパソコン並みに機能の強化も、実はネットで使うには便利な機能が強化されています。
今回は、デザインよりも便利&安心(防水)機能で、携帯電話を選ぼうかな?と考えてます。
ダブルワンセグで1000万画素CCDカメラ搭載「SH-07A」
シャープ製「SH-07A」は、AV機能に注力したPROシリーズのFOMA端末。ダブルワンセグチューナーで、デザインにはサイクロイド機構を採用している。
ディスプレイが90度横に回転するサイクロイド機構を採用し、卓上や手に持ちながら横長ワイド画面を楽しみやすくなっている。このほかにもダブルワンセグチューナーやステレオスピーカー内蔵の卓上ホルダ、内蔵2GBメモリ、Blu-rayレコーダーとの連携機能など、AV機能が強化されている。ロゴなどはとくにつけられていないが、「AQUOSケータイ」のブランド名を冠するという。
“スライドヨコモーション”の「F-09A」
富士通製「F-09A」は、スライド機構を採用し、縦スライドの後にディスプレイ部を90度回転できる“スライドヨコモーション”のFOMA端末。PRIMEシリーズに位置づけられる。発売は5〜6月の予定。
画面がスライドするだけでなく90度横に回転し、テンキーを使いながら画面を縦横どちらでも使えるという、“スライドヨコモーション”デザインを採用する。スライドする順番としては、閉じた状態から開いた状態、そこから画面が90度回転した状態へとスライド・回転していく。さらに3.4インチでフルワイドVGA(480×960)のタッチパネル液晶を搭載し、文字入力以外のほぼすべての操作をタッチパネルで行える。このほかにも810万画素の CMOSカメラや指紋認証センサー、加速度センサー、地磁気センサーも搭載し、iアプリタッチや電池残量の細分表示など最新の機能・サービスにも対応する。
8メガCCDカメラの防水ケータイ「SH-05A」
シャープ製「SH-05A」は、800万画素CCDカメラを搭載する防水仕様のFOMA端末。STYLEシリーズに位置づけられる。発売は6月の予定。
ドコモのシャープ端末としては初めて防水仕様となっている。準拠する防水仕様はIPX5およびIPX7。防水仕様ながら、800万画素CCDカメラを搭載し、重さは120g以下と比較的コンパクトにまとめられている。折りたたみデザインで、背面のパネルはヘアライン、アクリル、ミラーと異なるテイストのパネルが組み合わせられている。
防水Wオープンの「P-10A」
パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P-10A」は、同時に発表された「P-07A」と同じく、縦・横に開閉するWオープンスタイルを採用しながら、防水仕様をサポートしたFOMA端末。STYLEシリーズの1つとなる。6月発売予定。
Wオープンスタイルでありながら防水仕様(IPX5/IPX7)をサポート。その分、機能面はハイエンドモデルほどではなく、iコンシェルや FOMAハイスピード(下り最大7.2Mbps)は利用できるものの、3インチTFTディスプレイの解像度はワイドQVGA(240×427ドット、26 万2144色表示)で、BluetoothやGPS、iウィジェット、iモードブラウザのバージョンアップ、設定引継機能は利用できない。
薄さ13.9mm、好みのデザインで発注できる「N-08A」
NEC製「N-08A」は、薄さ13.9mmに仕上げられたSTYLEシリーズのFOMA端末。発売は5月〜6月の予定。
折りたたみ型で、先代モデルのうち「N-02A」を継承した外観となるが、今回は背面パネルに千鳥格子模様のパネルの上に、アクリルパネルを載せて、透明感かつ立体感のある背面となった。キーはN-02Aと似た形状で、1つ1つが独立しており押しやすい。
NECの薄型ケータイで好評の多彩なイルミネーションが採用され、好みの色とパターンの組み合わせで、合計30パターンを実現している。イルミネーションはキーのほか、筐体外側にも配置。サブディスプレイ付近には、ワンポイントイルミネーションが搭載されている。
美しさを追求した防水ケータイ「F-08A」
富士通製「F-08A」は、防水仕様を備えた折りたたみ型のFOMA端末。STYLEシリーズに位置づけられる。発売は6月の予定。
防水ケータイながら「美しさの追求」がテーマとなっていて、ボディは丸みを帯びたラウンドフォルムを採用し、見た目と握りやすさが重視されている。ボディカラーは「Pearl White」「Mystic Purple」「Precious Black」「Beauty Pink」の4種で、そのうち「Beauty Pink」はネイリストの黒崎えり子氏のブランド「erikonail」とのコラボレーションモデルとなっている。一方で同時発表のPRIMEシリーズ「F-09A」とソフト面で共通する機能も多く、カメラの画像処理やエクササイズカウンターなど、一部PRIMEシリーズ並みの機能も搭載している。
NERV仕様の“ヱヴァケータイ”も登場
6月27日公開予定の「ヱヴァンゲリオン新劇場版:破」のためにデザインされた「SH-06A NERV」が登場。特務機関NERVの官給品という設定のもと、NERVロゴをあしらったマット仕上げの塗装やダイヤルキーフォント、メニュー表示など、作品世界と同じディテールを再現した。ベースモデルのSH-06Aからカメラ機能など主な機能を継承したほか、各種のヱヴァコンテンツをプリインストールしている。
iモードブラウザの拡張など、新サービスも充実
新サービスではiモードブラウザの拡張が大きなトピックです。
2009年夏モデルでは
・[iモード]ボタンの単押しでiMenu(のキャッシュ)を直接表示
・テキストのコピー&ペースト
・ページ内操作の左右キー入力
・マルチウィンドウ表示
・マルチセッション接続に対応
・Flash Video、WMV
・JavaScriptなどリッチコンテンツの再生に対応
・レンダリングエンジンもVGA表示に最適化
・最大ページサイズは 100Kバイトから500Kバイトに拡大
・Cookie、リファラーに対応
iアプリタッチは、Bluetooth通信を簡単に始めるための新サービス。
BluetoothのペアリングをFeliCa通信で行うもので、端末を近づけるだけでパケット料金不要の対戦ゲームが楽しめる。さらに遠隔地のユーザーとはiアプリオンラインで対戦が行え、Bluetoothで接続したチーム同士で対戦も行える。また、アプリ内からのコンテンツ課金にも対応した。
電池残量表示が3段階から5段階に細分化され、100%表示にも対応。
アラーム設定/メール振り分け/ユーザー辞書などを機種変更時に引き継げるほか、従来はWebメールのみだった2in1のBアドレスメールが端末から直接送受信できるようになる。また、これまでらくらくホンシリーズのみに搭載されていた音声入力機能が搭載され、しゃべってメールの文章を入力したり、検索キーワードを入力することも可能になった。そのほか、マナーモード中の緊急速報エリアメール通知や、海外GPSなどのサービスも提供される。
魅力的な機能・機種が発売になっても、バリューコースで昨年既に購入していると、途中で機種変更の際には、新しい機種の金額+過去の機種の金額と二重に支払いが発生するので、これは痛い!欲しいけど買えないってのが一番の悩みどころです。