サイバーエージェントが、男性を女性が家畜扱いして紹介しあう婚活支援サイトとして、話題性を狙ったサイト「男の子牧場」のサービスを停止すると発表した。
「男の子牧場」は、婚活(結婚活動)中の女性が、男性を「牧場サイト」に登録して、女性同士で紹介し合う出会い系サイト。 「牧場」には家畜扱いの男性を評価する縦軸と横軸が設けられ、「イケメン←→ブサメン」「ボンボン←→貧乏」などのキーワードを設定して男性を “品定め”できる仕組みになっていたが、この評価基準に対して、男性から同社へメールや電話で「人を家畜扱いですか」「配慮が足りないのでは?」といった苦情が約100件以上も寄せられていた。 サービスを停止する理由として同社は「男性の承諾を得る、個人情報は載せないという規定を作り、監視体制もとっていたが、知らないところで自分の情報が載せられているのではないかという(男性の)懸念が大きかった」と説明し批判の大きかった「男の子牧場」というサイト名についても「不快感を与えたことは当社の配慮不足だった」として多額の費用をかけ構築したサイトを停止することで批判を終わりにする方向となった。 当初、サイト名について「昨今話題になっている『草食男子』というキーワードから連想して、女性が男性評価をイメージしやすいようにという意図」でつけたと今回の騒動の釈明をしたが、その後、あまりにも多い批判を受けてサイト名の変更などを検討するとしていたが、サイトの終了と言う形で終焉を迎える。 18日中に新規登録を停止し、19日からサービスそのものを取りやめる。同社は「サービスを再開する予定はない」としており、「提供頂いた登録情報、および男性プロフィール情報は、当社で責任を持って廃棄する」としている。