FIAの国際控訴裁判所(ICA)は、14日(火)に“リアディフューザー問題”の公聴会が行われ、その判決を15日(水)に発表した。2009年3月26日(木)にオーストラリアGPのレーススチュワードに対して抗議したフェラーリ、レッドブル・レーシング、ルノーの代表者たちが、今回の公聴会に召集されていた。 この3チームはブラウンGP、ウィリアムズ、トヨタのマシンが2009年テクニカルレギュレーションに合致していないのではないかと訴え、レーススチュワードに異議申し立てを行っていたのだ。
この抗議の内容は、ブラウンGP、ウィリアムズ、トヨタのマシンに装着されているリアディフューザーがテクニカルレギュレーションで認められていない形状なのではないかという点だった。しかしオーストラリアGPのレーススチュワードは、フェラーリらの抗議を棄却。これを受けてフェラーリらは国際控訴裁判所に上訴し、今回の公聴会にはマクラーレン、ブラウンGP、BMWザウバー、トヨタの代表者も召集されて双方の意見が聞きとられることとなったのだ。
国際控訴裁判所の声明 「FIAの国際控訴裁判所は、2009年F1世界選手権オーストラリアGP期間中である3月26日木曜日にレーススチュワードが下した判断が適切なものであることを認める」 「今回の公聴会で得られた証言とこれまでの証拠を確認した結果、当裁判所はこれまでにレーススチュワードが下した判断に間違いがないことを認める。レギュレーション違反が疑われたマシンに関しては、レギュレーションの範囲内で適切な処理がされていたことを認める」 「今回の判決に至った詳細な理由については、後日発表する予定」
「FIAの国際控訴裁判所は、2009年F1世界選手権オーストラリアGP期間中である3月26日木曜日にレーススチュワードが下した判断が適切なものであることを認める」
「今回の公聴会で得られた証言とこれまでの証拠を確認した結果、当裁判所はこれまでにレーススチュワードが下した判断に間違いがないことを認める。レギュレーション違反が疑われたマシンに関しては、レギュレーションの範囲内で適切な処理がされていたことを認める」
「今回の判決に至った詳細な理由については、後日発表する予定」