Cellレグザとなるのか?「Cell TV」は、東芝とソニー、IBMが組んで製品化し、現在は PLYASTATION 3 に搭載されているLSI「Cell」Cell Broadband Engine(Cell B.E.)を搭載した薄型テレビ。高画質化や柔軟なインターフェイス、録画機能などを搭載した液晶テレビ「REGZA」の高付加価値モデルとして、高画質、環境対応、録画対応、ネットワーク対応などを軸に新製品にも取り組み、2009年秋に日本で、Cellを搭載したREGZA「Cellレグザ」の商品化を予定している。
Cell テレビは、2009年秋に発売予定で、今回その概要が明らかにされた。東芝液晶テレビのハイエンドモデルと位置づけられ、REGZAのブランドリーダーとして展開する。液晶パネルは60型以上で4Kパネル(4,096×2,160ドット)搭載。40〜50型は、フルHDパネルでLEDバックライト/部分駆動技術を搭載する計画という。バックライトはLEDの部分駆動技術を採用する予定。 Cell B.E.は、パワー・プロセッサ・エレメント(PPE)1基、シナジスティック・プロセッサ・エレメント(SPE)8基、さらに32ビット2チャンネルのXDR DRAMを搭載した処理回路。強大な処理スピードを持つことで知られる。 複数番組の動画同時再生やチューナユニットとディスプレイ間をWireless HD接続する。 日本発売モデルは、40〜50型クラスで1,920×1,080ドットのフルHDパネルを採用。LEDバックライトの部分駆動技術も導入するほか、 Cellの演算能力を活かして、超解像技術「レゾリューションプラス」を搭載。フルHDなどのコンテンツを高品位にアップコンバートして表示する。Cellを利用することで、現在のREGZAに搭載しているものよりも高度な演算処理を行ない、高画質化が図れる。 チューナは外付けとし、Cellを含む映像回路の多くをチューナ側に搭載。チューナを内蔵したSTBユニットとディスプレイ部を分離して、Wireless HD技術で非圧縮映像/音声伝送などの接続を検討しているという。ユニットには3TBクラスのHDDを内蔵し、マルチチャンネル同時録画に対応。「HDレベルで全チャンネル一週間丸録りを実現する。