ブラウンGPはウインターテストでの走行時間がほとんどなかったにも関わらず、多くのライバルを上回るペースを発揮しており、フェルナンド・アロンソを始めグリッド上のほとんどの人々が感じているブラウンGPの速さにマッサも同調している。最速ラップを叩きだしたブラウンGPの速さが本物であると語った。ブラウンGPはジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロが443周、合計で2000km以上を走行し、水曜日と木曜日にファステストラップを記録した。
ジェンソン・バトンは、水曜日のバルセロナテストでブラウンGPの新車でトップタイムを記録した。BGP001マシンにとって初めての公式テストで、バトンはチームのペースに非常に満足している。 木曜日にバリチェロが記録した1分18秒926のタイムを打ち破ることができるかと尋ねられたマッサは、次のように語った。「誰もできないと思うよ。みんなが少ない燃料で走っていたのにできなかったからね。彼らのラップタイムは他のみんなよりもずっと速いと思う」 「彼らがバラストを搭載してバルセロナでこのラップタイムを記録したと信じているよ。ここで速くても、最初のレースで遅くなったら何の意味もないからね。もしも彼らがテストではバラストを搭載せずオーストラリアで搭載したら、彼らはとにかく速いだろう。彼らには本当に驚かされたよ。フェラーリについて言えることは、ブラウンGPについていけたら僕たちもとてもコンペティティブだってことだね」 ヘレステスト3日間 バトンがファステスト 3日目を迎えたヘレステストは、ブラウンGPのジェンソン・バトンがファステストラップを記録した。バトンは月曜日にアロンソが記録したトップタイムを約コンマ5秒も上回るペースを発揮し、再びブラウンGPがタイムシートのトップに立った。マクラーレンのルイス・ハミルトンはまたしても最下位となり、ニコ・ロズベルグはコースオフによりこの日最小の66周の走行に留まった。
ブラウンGPにとってプレシーズン最後のテストで、バトンは114周を走行して1分17秒844の最速タイムをマークした。チームはバルセロナとヘレスでの2週間に渡るテストをほとんどトラブルもなく完了させている。
ロズベルグはバトンからコンマ2秒遅れの2番手となったが、午後にコースオフを喫して66周しか走ることができなかった。ネルソン・ピケ・ジュニアはこの日最多の133周を走行し、ルノーチームはプレシーズンテストを完了させた。ハミルトンは121周を走行したがトップのバトンとは1.2秒の差があり、苦戦が続いているようだ。
水曜日はウィリアムズとマクラーレンの2チームがテストを行い、マクラーレンは更に木曜日までテストを継続させる予定だ。