先月、資金難のため中断を余儀なくされていた米国の映画『Astro Boy』が、今年10月の劇場公開に向けて製作を再開した。『Astro Boy』は、手塚治虫氏が生み出し1960年代半ばに人気になったTVアニメ『鉄腕アトム』を原作とするCGアニメ映画で、俳優のニコラス・ケイジが声を担当する。
米国版アトム「Astro Boy」は日本以外で放映された初めての日本製アニメとして、1963年に米国で放映された。最初は"Mighty Atom"という案もあったが、キャッチーではないという理由でAstro Boyと改名されたという。 エンターテインメント・ニュースサイト『Variety』の記事によると、香港のCGアニメーション製作会社Imagi Entertainment社が新たな投資家からかき集めた2500万ドルの製作資金のおかげで、Astro Boyが大画面に映し出されることになるという。