ガンダム大地に立つ！お台場潮風公園に7月11日に公開

　
　バンダイナムコグループは、年間450〜550億円もの売り上げを誇る「機動戦士ガンダム」への恩返しとして、TVシリーズの放映開始から30周年を迎えた「機動戦士ガンダム」の30周年プロジェクトを発表した。
　
　第1弾として全高18mの等身大ガンダム「RX-78-2」立像を製作し、7月上旬より東京・お台場地区にある潮風公園（東京都品川区）に設置する。
　

　
　機動戦士ガンダムシリーズは、1979年に放映を開始した「機動戦士ガンダム」から現在までTVシリーズが12作品、劇場作品が13作品、オリジナルビデオアニメーション（OVA）12作品が製作された人気アニメーションシリーズ。「ガンプラ」との愛称で親しまれるプラモデルは、累計で3億7000万個を売り上げている。また、バンダイナムコグループでのガンダム関連商品の年間売上高は約450〜550億円規模になる。
　
　等身大立像は、頭部が上下左右に作動。頭部や両眼、両肩警告ライトなど、約50カ所が発光するギミックも盛り込まれる。足首など合計14カ所に、ミスト噴射ギミックを内蔵しているほか、メインカメラや肩部など計50カ所にはライトギミックも内蔵。さらに、ベアリングも仕込まれており、頭部は上下左右に可動し、イベント時などにオペレーションすることが可能となっている。鉄骨をフレームのメインとして使い、表面はFRP（強化プラスチック）製になる予定。「アニメーション世界を彷彿とさせる、臨場感あるガンダムを体験できる」としている。加えて、夜間にはライトアップする予定。
　

　
　「機動戦士ガンダム30周年プロジェクト」を統括するチーフガンダムオフィサーで、バンダイの上野和典代表取締役社長は、「新しい解釈のガンダム作品が現在も生まれ続け、新たな世代のファン層を獲得しながら支持されてきている」とコメント。「30周年を迎えた2009年を節目に、新たな出発としてプロジェクトを推進したい」と抱負を述べた。

　サンライズの内田健二代表取締役社長は、「これまで多くのアニメーション作品が生み出されてきた中で、ガンダムシリーズは変わることなく力強い躍動を続けている」と述べ、「これは作り手だけではなく、受け手であるファンとの間でガンダムの価値を共有できたからこそ、実現できたものだ」とした。

　その上で、「『価値の共有』と『新しい世代』はガンダム作品のテーマでもあり、新しい作り手、受け手を取り込みながら、将来にわたってガンダムシリーズを作り続けていきたい」と語った。

　製作は乃村工藝社が担当し、製作費は非公表。等身大立像はすでに完成間近で、3月下旬には潮風公園での組み立て作業が開始される予定という。また、潮風公園での展示後は、他の施設への展示も検討する。
　
　

　このイベントの本命は、なんといっても、30周年記念ガンプラの“潮風公園モデル”こと「HG RX-78-2 ガンダム Ver.G30th GREEN TOKYO GUNDAM PROJECT」でしょう。実物大ガンダム立像と同じ専用台座付きモデルは、ここでしか買えない。価格は1500円（潮風公園モデルも登場、バンダイのガンダム30周年記念プラモデル）。対抗として、現地に設けられるフォトサービスブースによる記念写真も挙げておきたい。実物大ガンダムをバックにプロのカメラマンが迫力の写真を撮影してくれるはずだ。
　
　
■http://www.gundam30th.net
　
ガンプラ史上最大！高さ375mm メガサイズモデル ガンダム登場
潮風公園にリアル・ガンダムを観て！感じて！撮りに行ってきたぁ…！

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