フロントローはヴェッテルとアロンソ、2列目にマッサとウェーバーが並び、レッドブル対フェラーリというスタート勝負となる。スーティル、ディ・グラッシ、グロックの3人はギアボックスの交換をしたためにグリッド降格のペナルティを受けており、それぞれ19、23、24番グリッドからスタートする。
日本時間午後9時、フォーメーションラップがスタートした。
24台のマシンが最終コーナーを回り、グリッドにつく。
シグナルが点灯し、ブラックアウト! レースがスタートした。
ヴェッテルが出遅れ、後ろからマッサが上がってきて、マッサ、アロンソというフェラーリ1−2で1コーナーを回る。
シューマッハも順位を上げている。ハミルトンが5番手で2コーナーを回る。ヴェッテルは3番手で接触か。
1周目を終えたところでの順位は、1位マッサ、2位アロンソ、3位ヴェッテル、4位ハミルトン、5位ウェーバー、6位バトン、7位クビサ、8位シューマッ ハ、9位ロズベルグ、10位小林、11位バリチェロ、12位ペトロフ、13位ヒュルケンベルグ、14位デ・ラ・ロサ、15位トゥルーリ、16位コヴァライ ネン、17位ディ・グラッシ、18位セナ、19位スーティル、20位山本、21位グロック、22位リウッツィ、23位ブエミ、24位アルグエルスアリと なっている。
1周目に後方で接触していたのはヴェッテルではなくてブエミ。
ブエミはピットに入っている。その他、スーティル、トゥルーリ、リウッツィがピットストップを行っている。
スーティルはノーズ交換、ブエミはリアに大きなダメージを負ってガレージに押し戻されている。またトゥルーリもマシントラブルでストップ。ギアボックストラブルのようだ。
5周目 スーティルが2回目のピットストップ。左リアタイヤを付け直してピットアウト。先ほどのピットストップでタイヤ交換のミスがあったようだ。
5周目 アロンソが1分19秒292のファステストラップをマーク。
6周目 リウッツィも2回目のピットストップ。ハードタイヤに交換してコースへと戻る。
7周目 いったんはガレージにクルマを入れていたトゥルーリがコースに復帰。
しかし、トゥルーリはすぐにまたピットへと戻っている。
9周目 トップのマッサが早くも最後尾を走るリウッツィのすぐ後ろにまで迫っており、トップ集団が周回遅れをパスする場面となる。
トップ集団は1位マッサ、2位アロンソ、3位選ってる、4位ハミルトン、5位ウェーバー、6位バトンの6台、続くクビサは少し遅れはじめており、バトンとの差は約5秒。
アロンソが9周目に1分18秒965のファステストラップをマーク。
10周目 7番手のクビサの後ろはシューマッハ、ロズベルグ、小林、バリチェロ、ペトロフ、ヒュルケンベルグという隊列が続いている。
マッサが10周目に1分18秒915のファステスト。
13周目 3番手のヴェッテルがピットイン。ハードタイヤに交換してコースへと戻る。クビサの前、6番手でコースに復帰。
14周目 2位のアロンソ、4位ウェーバーがピットイン。ヴェッテルのピットストップをきっかけに各チームが動き始めた。
アロンソはヴェッテルの前で5番手、ウェーバーはロズベルグと小林の間の9番手でコースに復帰。
15周目 マッサがピットイン。2位ハミルトンもピットへ。小林は前を走るウェーバーに迫る。
マッサはアロンソの前、ハミルトンはロズベルグの前でピットアウト。シューマッハとバリチェロがピットイン。
16周目 小林がピットイン。現在の暫定トップはバトンで、2位マッサ、3位アロンソ、4位ヴェッテル、5位クビサ、6位ハミルトン、7位ロズベルグ、8位ウェーバーとなっている。バトンとクビサ、ロズベルグはまだピットストップを行っていない。
マッサはハードタイヤに履き替えてからなんどかタイヤをロックさせて不安定な走行をしている。後ろのアロンソからプレッシャーがかかっているようだ。
17周目 バトンが第2セクターで全体のベストタイムをマーク。2番手のマッサとの差は3.9秒。ピットストップを行う前にできるだけ差を広げておきたいところだ。
18周目 8番手のクビサがピットイン。シューマッハの前、11番手でコースに復帰したため、ピットストップ前の序列が変わらなかったことになる。
20周目 トップのバトンが快調に飛ばしており、2位マッサとの差は4.3秒に広がった。マッサの0.6秒後ろにはアロンソが迫っており、タイヤの扱いに苦しんでいるマッサにとっては厳しい状況となりつつある。
21周目 アロンソがマッサを一度は抜いて前に出たが、次のヘアピンでインをとったマッサが再び抜き返した。
22周目 現在の順位は1位バトン、2位マッサ、3位アロンソ、4位ヴェッテル、5位ハミルトン、6位ウェーバー、7位ロズベルグ、8位ペトロフ、9位 ヒュルケンベルグ、10位デ・ラ・ロサ、11位クビサ、12位シューマッハ、13位小林、14位バリチェロ、15位コヴァライネン、16位アルグエルスア リ、17位スーティル、18位ディ・グラッシ、19位グロック、20位セナ、21位リウッツィ、22位山本となっている。
ここでトップのバトンがピットイン。ハミルトンの後ろ、5番手でピットアウトした。
マッサが23周目に1分18秒711のファステストラップをマーク。
24周目 8番手のペトロフがピットイン。
25周目 7番手のロズベルグがピットイン。ハードタイヤを交換し、シューマッハの前でコースに復帰。10番手。
26周目 マッサが1分18秒548のファステストラップをマーク。2番手のアロンソとの差は3秒。
27周目 マッサがさらにトップタイムを縮めて1分18秒399。1周ごとにファステストラップを更新している。アロンソとの差は3.4秒。
11位シューマッハの後ろにはペトロフと小林がそれぞれ1秒以内の差で続いており、今後の動きが注目される。
28周目 2番手のアロンソがファステストラップ。1分18秒075。トップのマッサとの差を3秒にまで戻した。
30周目にマッサが再びファステスト。フェラーリの2台でファステストを更新し合っている状況。
31周目 トップはマッサ。3.2秒遅れてアロンソ、さらに3.2秒後方にヴェッテル、8.9秒送れてハミルトン、そのすぐ後ろにバトンとウェーバーが続 いている。7番手のヒュルケンベルグが18.4秒と大きく遅れており、その4.1秒後ろにデ・ラ・ロサ、2.7秒後ろにクビサ、0.7秒差でロズベルグが 迫っている。ヒュルケンベルグとデ・ラ・ロサはまだピットストップを行っていない。
31周目 アロンソがファステスト。1分17秒台に突入している。
34周目 7番手のヒュルケンベルグは1分22秒台と、周囲よりも大幅に遅いラップタイムで走行中。タイヤがかなり厳しくなってきているようだが、まだピットストップを行っていない。後ろのデ・ラ・ロサが0.3秒まで迫ってきている。
35周目 ヒュルケンベルグがとうとうデ・ラ・ロサに抜かれて9番手に下がる。
ここでヒュルケンベルグがようやくピットイン。ハードタイヤに交換してコースへと戻る。
36周目 スーティルが3回目のピットイン。オプションタイヤに交換した。リプレイで、スーティルがコースアウトしてグラベルに飛び出したシーンが流されており、そのためのピットストップだと思われる。
37周目 アロンソが1分17秒495のファステストラップをマーク。トップのマッサとの差は2秒。
38周目 17番手のスーティルが1分17秒300のファステストラップをマーク。
41周目 2番手のアロンソが前を走るマッサとの差を2.1秒にまで縮めている。
42周目 ヴェッテルがファステストラップ。
44周目 トップのマッサと2位アロンソとの差は1秒。3番手のヴェッテルがファステストラップを連発して追い上げているが、まだアロンソとの差は5.7秒ある。4番手のハミルトンは13.8秒と大きく遅れている。
46周目 アロンソがマッサとの差をいよいよ1秒以内に詰めてきた。
46周目 ウェーバーに対して無線でオイル関連のトラブルがあることが伝えられた。
47周目 アロンソが1分17秒012のファステスト。
フェラーリチームからマッサへの無線。「アロンソの方が君よりも速い」とだけ伝えているが、暗に順位を譲ることを迫っているものと思われる。今後の展開が注目される。
49周目 マッサがヘアピン後のストレートで速度を落とし、アロンソに道を譲った。これでトップが入れ替わり、アロンソが1位、マッサが2位となった。
50周目 マッサへのチーム無線で「よくやった。ごめん」とのコメント。明らかなチームオーダーがあったことを思わせる。
ドイツGP決勝は、50周目を終えたところでアロンソがマッサをパスしてトップに立った。しかし、このオーバーテイクはチームオーダーの可能性が高く、マッサは露骨にペースを落とし、アロンソに道を譲った。
現在の順位は、アロンソ、マッサ、ヴェッテル、ハミルトン、バトン、ウェーバー、デ・ラ・ロサ、クビサ、ロズベルグ、シューマッハ、ペトロフ、小林、バリチェロ、ヒュルケンベルグ、アルグエルスアリ、リウッツィ、スーティル、ディ・グラッシ、グロック、コヴァライネン、セナとなっている。
51周目 ヴェッテルが1分16秒012のファステストラップ。前を走るマッサとの差は2.9秒。
52周目 8番手のデ・ラ・ロサがここでようやくピットストップ。オプションタイヤに交換してコースへと戻る。ヒュルケンベルグの後ろ
53周目 トップのアロンソと2位マッサとの差は2.8秒、その2.6秒後ろにヴェッテル。トップ3の争いが面白い。4位ハミルトンは18.5秒後方で、逆転はほぼ不可能な状況となっている。
54周目 タイヤを交換したばかりのデ・ラ・ロサがヒュルケンベルグをかわして13番手に浮上。
現在の順位は1位アロンソ、2位マッサ、3位ヴェッテル、4位ハミルトン、5位バトン、6位ウェーバー、7位クビサ、8位ロズベルグ、9位シューマッハ、10位ペトロフ、11位小林、12位バリチェロ、13位デ・ラ・ロサ、14位ヒュルケンベルグ、15位アルグエルスアリ、16位リウッツィ、17位スーティル、18位グロック、19位コヴァライネン、20位セナとなっている。ディ・グラッシ、山本、トゥルーリ、ブエミの4台はリタイア。
61周目 シューマッハが第2セクター、第3セクターで大きくタイムを落としている。
先ほどデ・ラ・ロサと接触したコヴァライネンがピットイン。
残り7周 トップのアロンソと2位マッサとの差は3.8秒。マッサの1秒後ろにヴェッテルが迫っている。
残り6周 コヴァライネンがここでリタイア。
62周目にアロンソが1分15秒471のファステスト。
11番手の小林が前を走るペトロフに1.5秒まで迫っている。最後に逆転入賞はあるか?
残り4周 トップアロンソ後2位マッサとの差は4秒、マッサとヴェッテルの差は0.9秒。ヴェッテルは最後に仕掛けるのか。4位ハミルトンと5位バトンとの差も1.2秒と接近している。
64周目にアロンソがファステスト。リウッツィが3回目のピットイン。
残り2周 アロンソがようやく少し速度を緩めた。
66周目 アロンソが1分15秒880のファステストラップをマーク。
ファイナルラップ フェラーリが1−2体勢で最後のラップを走る。ヴェッテルも追跡の手を緩め、マッサとの差は2.3秒。
アロンソが最終コーナーを回り、トップでチェッカーフラッグを受ける。通算23勝目。続いてマッサ、ヴェッテルが続いてゴール。ヴェッテルは最終ラップで1分15秒824のファステストラップをマークした。
Pos. ドライバー コンストラクターズ Time
1. Fernando Alonso フェラーリ 1:27:38.844
2. Felipe Massa フェラーリ +4.196
3. Sebastian Vettel レッドブル +5.121
4. Lewis Hamilton マクラーレン +26.896
5. Jenson Button マクラーレン +29.482
6. Mark Webber レッドブル +43.606
7. Robert Kubica ルノー +1 Lap
8. Nico Rosberg メルセデスGP +1 Lap
9. Michael Schumacher メルセデスGP +1 Lap
10. Vitaly Petrov ルノー +1 Lap
11. Kamui Kobayashi ザウバー +1 Lap
12. Rubens Barrichello ウィリアムズ +1 Lap
13. Nico Hulkenberg ウィリアムズ +1 Lap
14. Pedro de la Rosa ザウバー +1 Lap
15. Jaime Alguersuari トロロッソ +1 Lap
16. Vitantonio Liuzzi フォースインディア +2 Laps
17. Adrian Sutil フォースインディア +2 Laps
18. Timo Glock ヴァージンレーシング +3 Laps
19. Bruno Senna HRT F1 Team +4 Laps
Did not finish
20. Heikki Kovalainen ロータスF1 +11 Laps
21. Lucas Di Grassi ヴァージンレーシング +17 Laps
22. Sakon Yamamoto HRT F1 Team +48 Laps
23. Jarno Trulli ロータスF1 +64 Laps
24. Sebastien Buemi トロロッソ +66 Laps
フェラーリ チームオーダーに10万ドルの罰金
FIAのレーススチュワードは、フェラーリがドイツGP決勝でチームオーダーを使ったとして10万ドル(約875万円)の罰金を科すことを決定した。現段階ではレース結果の変更はないようだが、最終的な結論は世界モータースポーツ協議会に委ねられる。
ドイツGP決勝の48周目、フェラーリのレースエンジニアであるロブ・スメドリーは、2位を走行していたフェルナンド・アロンソのほうが速いとフェリペ・マッサに伝え、暗にポジションを入れ替えることを指示した。その翌周、マッサはヘアピン出口でアロンソを先に行かせ、トップに立ったアロンソはそのまま優勝を飾った。
フェラーリは現地時間午後4時半頃にレーススチュワードに呼び出され、チーム代表のステファノ・ドメニカリ、チームマネージャーのマッシモ・リヴォラ、アロンソとマッサの両ドライバーが召還された。チームとマッサの無線のやりとりでは、スメドリーが「すまない」とマッサに謝っており、スチュワードは国際スポーティングコード39条第1項(チームオーダーの禁止)と151条c(スポーツに対する信用失墜)を破ったと判断し、フェラーリに10万ドルの罰金を科した。
この一件は世界モータースポーツ協議会にも委ねられる。