まず最初に、同じEVDOだからKDDI/auユーザーは、このまま日本でも通話出来る?と思ってしまいますが、実は同じEVDOでも海外キャリアと日本の au では、上り下りの電波帯域の使い方が違うためローミングすら出来ないんです…これは昔々の cdmaOne の時代からの過去の経緯もあるんです。だから通話は出来なくても(他に持っている)ので、通信が出来るだけも十分期待値としては大きいのです。
WiMAX対応、無線LANルーターになる超高性能Androidスマートフォン「HTC EVO 4G」
Sprint Nextel の「4G WiMAX は、3G EVDO)の10倍高速」と言われています。この携帯電話の通話は従来どおりCDMA ですが、データ通信に関しては IEEE 802.16e(Mobile WiMAX) と EV-DO Rev. A(3G)によるデータ通信が可能です。EVO 4G は、もともとHTC Supersonicの名前でうわさされていたもので、4G対応以外にもHTCが「革新的新端末」と予告したとおりのハイパースペックに仕上がっています。
主な仕様は、解像度480x800の4.3型TFT液晶、1GHzのSnapdragonプロセッサ、1GBの内蔵ストレージ、512MBメモリ、WiFi(IEEE 802.11b/g)、Bluetooth 2.1、GPS、電子コンパス、microSDスロットなど。カメラは800万画素・LEDフラッシュ付き・720p動画撮影対応。テレビ電話用に前面にも130万画素カメラが搭載されています。
バッテリーはNexus Oneより大型の1500mAh。 さらに他に見ない特長として、EVO 4GはHDMI出力端子を装備していて、付属のアダプタを介して一般的なHDMIプラグに接続することができます。また本体にスタンドが付属するのも面白いところです。
OSは Android 2.1で、今回もHTC独自インタフェースのSense UIを採用。ホットスポットアプリを搭載しており、8台までの機器に4Gの恩恵を与えられる。
Wi-Fiホットスポット機能はAndroid OS 2.2もサポートする予定と見られているが、HTC EVO 4GはAndroid 2.1搭載機ながら、独自にWi-Fiホットスポット機能を導入している。また、HDMI出力機能によって、テレビに高画質で画面を出力することが可能だ。
Sprint NextelはHTC EVO 4Gの発売を前に4G回線網の整備に注力しており、現在米国内の32の地域で利用することが可能だ。また、年内にも拡張作業はさらに推し進められ、年末までには米国内の約1億2,000万人が4G回線を利用できる環境に達するという。
スプリント・ネクステルのWiMAX部門はクリアワイヤー社と合併し、スプリント・ネクステルは新クリアワイヤー社に資本参加することになった。
このスーパースペック端末を日本のUQコミュニケーションで使えるの?
UQ WiMAXは“垂直統合型”の携帯電話サービスとはユーザーの登録方法が異なり、ユーザー自身がパソコンの画面上でオンライン登録して、ユーザーが利用したいMVNOを自由に選択できるのです。携帯電話サービスでは,ユーザー管理に電話番号やSIMカードを使うため,販売店で加入手続きが必要となりますが、この手間が一切不要…と言う事は!?
ユーザーは,家電量販店などで端末に認証IDやパスワードが記録されていない,いわば“白ロム”状態の端末やパソコンを購入して、最初にWiMaxアクセスをした時に,始めてUQのポータル画面が現れる。ここで利用したいMVNOを選択し,ユーザー登録をする。その後,認証IDとパスワードが端末に書き込まれて,サービスが利用可能になる仕組みです。
UQ WiMAXは無線LANに近く、端末をパソコンに挿入すれば、すぐにネットワークにつながる。SIMなどは存在しない。実際に,ユーザーがWiMAXに接続する際には,UQのシステムが,端末に記録された認証IDやパスワードを利用して,MVNOのシステム内にある認証や課金管理をするAAA サーバーに問い合わせる。正当なユーザーであると確認できれば,WiMAX網への接続を許可する。
HTC EVO 4Gの主なスペックは次の通り。
* CPU:Qualcomm Snapdragon 1GHz
* OS:Google Android OS 2.1
* ディスプレイ:液晶4.3インチ。解像度800×400。
* 通信規格:CDMA2000 1x、モバイルWiMAX
* 無線LAN:IEEE802.11 b/g
* 無線LANルーター機能:最大8台まで接続可能
* Bluetooth:2.1
* カメラ:背面800万画素、前面130万画素
* 映像出力:HDMI
* USB:micro USB
* 外部メモリ:microSDカードスロット。最大32GBまで対応
さて、これを買うべきか!?本当に日本でUQコミュニケーション WiMAX に繋がるのか!?この端末の価格が予想では海外輸入で7万位にはなるでしょう。WiMAX購入した方が安上がりで、その値段だと人柱になる勇気がでません。…Sprint Nextel が6月4日に発売になるので、発売されてから考えましょう。。。それと6月7日には
AppleのWWDC 2010で 新 iPhone 4HD? が発表され、ディザリングが使えるようになる(SoftBankはNGにすると予測しますが…)なら、海外版 iPhoneを輸入してドコモで使うのもアリかなと…悩ましい。
そして日本の au / UQがこの端末をカスタマイズして日本で発売する位のことも期待したいところですが、日本のauの場合…過去の負の歴史があってCDMA2000サービスは、800MHz帯で利用する上り/下りの周波数が世界標準とは逆になっているので、海外モデルをそのまま導入できないのです。
しかしauもこの問題を何年も前から改善を計っていて、KDDIでは現在の800MHz帯の周波数再編に伴って、国際標準に沿った新800MHz帯への対応を進めていて、現状は旧800MHz帯、新800MHz帯、 2GHz帯の3周波数帯に対応するトライバンド端末が導入された製品がラインアップされています。新800MHz帯への切り替え環境が整えば、海外端末も比較的スムーズに導入できるようになるのは近い将来のようです。
スプリントの4Gケータイ「HTC EVO」が記録的な売り上げ
Sprint(スプリント)は7日(現地時間)、現地で4日に発売された同社の4Gケータイ「HTC EVO」の販売状況を発表した。具体的な販売台数などは公表していないものの、同社の端末の販売台数記録を塗り替えたとしている。「HTC EVO」は、それまで同社の端末で最も販売台数の多かったSamsung InstinctとPalm Preの最初の3日間の販売台数の合計の3倍を初日に売り上げたという。
この端末の販売開始日には全米の販売店に計数千人のユーザーが列を作った。現在国内の約22,000の販売店舗にて品切れ状態が続いているという。スプリントは、「予想以上の売れ行きだ。端末がなるべく早くユーザーに行き渡るようにHTCと調整している」とコメントしている。
「HTC EVO」は3月に「世界初の4Gケータイ」として発表されたAndroid2.1搭載スマートフォン。4.3インチのディスプレイを搭載し、CPUにはSnapdragon 1GHzを採用。3G端末と比べダウンロードの最高速度が最大で10倍になるという。カメラ機能は800万画素と、さらに正面に130万画素のカメラが搭載されている。
価格は2年契約の加入と$100のリベートで、$199.99。
HTC EVO 4Gは日本(UQコミュニケーションズ)で使えるか?
WiMAXの機能だけでも日本で使えないのか、気になっている人も多いと思うので、UQコミュニケーションズに問い合わせてみました。もらった回答としては「NO」でした。その理由は以下の通り。
※UQ WiMAXのサービスを使う機器はUQ WiMAX Certification取得済みであることが条件。
※UQ WiMAX Certification取得済みの機器の一覧はhttp://www.uqwimax.jp/certification/info.html に載っている。
※この一覧にHTC EVO 4Gは載っていない。
なので、回答としては「NO」でした。
残念ではありますが、素早く丁寧な回答をくれたUQコミュニケーションズさんに感謝。HTC EVO 4Gが日本で使えるようになると、iPhone 4と競えるのではないでしょうか。今は無理にせよ、今後に期待。
スプリント「HTC EVO 4G」向けAndroid 2.2 提供開始
Android 2.2へのアップグレードは、8月3日から「HTC EVO」ユーザーへ向けて通知され、8月中旬までには全てのユーザーがアップデートできるようにするという。OSのアップグレードにより、ボイス・ダイアリング機能や、Javaスクリプトエンジンの高速化、Flash 10xへの対応などが可能になる。
OSのアップグレードにより、ボイス・ダイアリング機能や、Javaスクリプトエンジンの高速化、Flash 10xへの対応などが可能になる。Android 2.2へのアップグレードは、8月3日から「HTC EVO」ユーザーへ向けて通知され、8月中旬までには全てのユーザーがアップデートできるようにするという。
「HTC EVO」は3月に「世界初の4Gケータイ」として発表されたAndroid2.1搭載スマートフォン。4.3インチのディスプレイを搭載し、CPUには Snapdragon 1GHzを採用。3G端末と比べダウンロードの最高速度が最大で10倍になるという。カメラ機能は800万画素と、さらに正面に130万画素のカメラが搭載されている。
■Wiki:
モバイルWiMAX
■WiredVision:
初の4G対応Android携帯『EVO 4G』レビュー+分解動画