物語としてはうまく決着した気はするものの、キャラの活躍に期待していた人の気持ち的にはちょっと不満になりそうな気がした最終回でした。
「俺を救い、俺を導き、そして今また、俺の前で神を気取るつもりか!」
「いいや、神そのものだよ」
そして、自らは救世主であるという。
「人間が自分たちの都合で動物達を管理しているのと一緒さ。それに、純粋種となった君に打ち勝てば、僕の有用性は不動の物になる」
リボンズから見れば、人間は動物でしかないのか…
「そのエゴが世界を歪ませる…貴様が行った再生を、この俺が破壊する!」
「良い覚悟だ!」
「ダブルオーライザー、刹那・F・セイエイ、出る!」
「リボーンズキャノン、リボンズ・アルマーク、行く!」
リボンズの歪んだ再生を刹那が破壊し、人類が新たな時代を迎える…というテーマについては過不足なく描かれた気はします。バトルシーン自体も気合いが入っていましたし、盛り上がり感は十分ありましたが、お互いの機体が過去機に戻る意味は無かったような気がしました。
リボンズの方はファーストガンダムファンには良いサービスだったと思いますが、刹那の方はダブルオーという機体とツインドライブがあってこその覚醒だったわけで、それを促す役目が終わったとは言え、乗機の座を譲ってしまったのはなんだかなぁという気が。
ヴェーダから通信が入った。バックアップから外れた新型機、つまりリボーンズキャノンが00と交信していると…ラッセも何とか生き残ったようで、トレミーも刹那を援護するため出撃することに。
「ツインドライヴシステムが自分だけのものと思っては困るな」
リボンズキャノンの本性が現れた。疑似太陽炉によるツインドライヴシステムも搭載し、ようやくガンダムらしくなったか。
「そうとも。この機体こそ、人類を導くガンダムだ!」
そこにヒリングも現れ、刹那は不利な状況に…とそこにロックオンとハレルヤが!
「超兵復活と行こうぜぇ!」
ハレルヤも最終回とあって最初から飛ばしてきました。
「ヴェーダに依存しっぱなしで…俺達に勝てるわけねーだろォ!」
ヒリングを見事撃滅!しかしリボンズの餌食にされてしまう…支援にやってきたトレミーもレーザーで打撃を!
「頂く!」
鍔迫り合いの末、純粋種である刹那は片腕を斬り落とした!
「君のその力、オリジナルのGNドライブの恩恵があればこそだ!返してもらうぞ!」
ティエリア、遂に裸空間を越えて全裸でリボンズの目前に。
繰り返されるトランザム、量子化により二機は接近するが…瞬間移動ほどチートなものもない。太陽炉が取られた!バレは当たったか…何とも間抜けな姿ですが、その太陽炉で何をしようというのだろうか。なるほど、0ガンダムに取り付けようと。
「ガンダムエクシア、刹那・F・セイエイ、未来を切り開く!」
「この…人間風情があああああぁ!」
「うおおぉぉぉぉあああああぁ!」
そこでエクシアR2 VS 0ガンダムか。。。そして貧乏歌姫のTOMORROWと共に、戦いは静かに終わりました。最後の対決が0ガンダムVSガンダムエクシアというのは燃えた。しかもまんまシチュエーションがガンダムVSグフ・・・。刹那は…刹那、貴方に幸せが訪れる事を、私は祈っています。
むしろ、ライルのボロボロになりつつも死力をつくして大逆転!という展開の方が、人類自体のイノベイターによる支配からの脱却とシンクロしている風で、ベタながら王道だったように思います。
一秒だけのトランザム、というシチュエーションは燃えました。
狙撃じゃなくてゼロ距離射撃でしたが、スナイパーだからこその見切り能力だったと思えばアリかなと。アニューの名前がさり気なく家族の墓碑に刻まれていたのは良い演出でした。
ブシドーは切腹したのか?と思いきやひょっこりと登場。しかしこの1カットだけかい!代わりに切腹したのはホーマーのよう。
「たとえ世界から疎まれようと、その罰が下されるまで、戦い続ける。そっちに行くのは、もう少し先だ。その時まで、待っててくれよな、アニュー」
ライルは家族の墓前に誓い、ロックオン・ストラトスとして生きることにしたようで。この服装が一番格好いいと思います。
アレルヤについては、愛するマリーを守るために出陣する…と、分かりやすい格好良さがあったので良かったと思います。ハレルヤ超兵祭りはもっと前から見られなかったのが残念。
ラストでは2人でトレミーを降りてしまいましたが、彼らにとっては無駄に戦い続けるより、それが最良だった気がします。
そしていつの間にか地上に戻ったマリナはアザディスタンの王女に復帰したようで・・・王国復興とは大したものだ!刹那はあれか、また死んだと見せかけて実は生きていた的な物語を劇場版でやるのか。
ルイスの疾患はGN粒子の力で治ったらしいです。流石GN粒子、今迄出来なかったことを平然とやってのけますね。シーリン達も集う式の会場には紫髪のアニューが・・・誰?
「我々は、目指さなければならない。生まれ来る子供達の為にも」
「ええ、そうねクラウス。私達から変わっていかなければ」
カタロンはこれからも活動継続のようですね。
ティエリアや沙慈、ルイスについては前回が山場で今回はそのまとめ、という感じであっさりな感じでしたね。ルイスの異常が止まったと明確に語られたのはファンとして嬉しかったです。片や様々な苦難にあいながらも戦いを間近で見続けたキャラとして、人類代表的な部分がある沙慈とルイス、片やイノベイター(イノベイド)として人類を見守るという本来の役目をヴェーダ内で果たすことに決めたティエリア。派手さは無いものの、どちらもしっくりくる結末だと思います。
「この世界は矛盾に満ちていて、僕自身も矛盾していた。でもそれを変えていかなくちゃならない。」
マリーとアレルヤは、何かを探しに高原地帯へ。果たして行く先に答えはあるのか…まあ、ホロとロレンスの二人旅みたいな物でしょう。ティエリアはヴェーダを攻略しましたが…このままずっと、全裸で過ごしていくのだろうか?
結末といえば
不死身のコーラサワー改め、幸せのコーラサワーとなったコーラさんがニヤニヤでした。理屈じゃない!カラダで感じるんだ!という展開でしたが、コーラさんなので許せてしまう気がします。カティにあれだけ見事なプロポーズをしたので、結ばれるのも納得ですね。どうぞお幸せに。
マリナ姫の目指すものとして、「自分の中の幸せを他者と共有し、その輪を広げていくことが本当の平和へと繋がる」という言葉がありましたけど、つまるところそれは「個人の想いに回帰する」ということでしょう。
俺達はソレスタルビーイング。戦争根絶を目指すもの。世界から見放されようとも、俺達は、世界と対峙し続ける。武力を行使してでも、世界の抑止力となって生きる。だからこそ俺達は、存在し続けなければならない。
未来のために。
木星の姿と共に、劇場版公開決定!
→「機動戦士ガンダム00」の劇場版が2010年公開
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン ガンダム00再び! 全25話
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機動戦士ガンダム00 ソレスタルビーイング!「武力による戦争の根絶」
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