自分と同じ容姿をしたリジェネの出現にティエリア(声・神谷浩史)は驚愕する。しかし、リジェネの口よりもたらされたイノベイターの情報は、さらにティエリアの心を揺り動かした。その後、アロウズの高官たちが集まるパーティの情報を得たCBメンバーは、偵察任務として刹那(声・宮野真守)と、ティエリアを潜入させる。
GN粒子を触媒にした脳量子波での干渉能力、それを使ってのヴェーダとの直接リンク、遺伝子操作とナノマシンによる老化抑制・・・と、イノベイターの各人が持っているであろう身体的特徴・能力と、ヴェーダにリンクすることができ、4年が経っても外見の変わらないティエリアとの関連性の謎も明るみに出ました。
イノベイターとソレスタルビーイング、属する所は違っても同じイオリアの計画によって生み出された人間。自分と同じ“同類”の存在に動揺するティエリア。そんな彼に、同じ顔をしたリジェネは続ける。
イオリア計画の全貌とは、 1.ソレスタルビーイングの武力介入を発端とする世界の統合 2.アロウズによる人類意思の統一 3.人類を外宇宙に進出させ、来るべき対話に備える 宇宙環境に適応したイノベイターが、人類を新たなフロンティアに導く。
イオリア=シュヘンベルグの計画の全容があっさりと語られてしまいましたが・・・。 ヴェーダの存在が第一だったティエリアにとって、リジェネから語られるイオリアの計画、その支障となっているという自分の行動は自身の存在意義に疑問を呈するに難くない。そんなティエリアに語りかける、今は亡きロックオンの声。 『そうやって自分を型にはめるなよ。四の五の言わずにやりゃあいいんだ。自分の思ったことをがむしゃらにな。俺達は、イオリアのじいさんにガンダムを託されたんだぜ』 それはティエリアの心に住みついた人としての理念の声か、幻聴か。いずれにしても、ティエリアにとってのロックオンの存在は本当に大きかったんですね。何が戦うべき“本当の敵”なのかを見極めるため、アロウズ主催のパーティに潜入するティエリア。 『初めまして。リボンズ=アルマークと申します。一曲いかがですか?』 過去と現在が交錯する。女装したティエリアが出席したパティー会場で、イノベーターとしてアロウズを操るリボンズ・アルマークから伝えられた話は、ソレスタルビーイングが4年前に滅んでいるハズだった。。。しかし人間のロックオン・ストラトスに感化されたと言われたイノベーター出身のティエリアは、自分の意思を持ちがむしゃらに生きることを全うする事を宣言する。 イオリアは第三段階まで構想を練りながらも、第一段階の紛争根絶に執着していたというリジェネの言葉にも意味があるような気がしてなりませんね。もしくはイノベイターとソレスタルビーイングの争いまでイオリアの計画の内なのか・・・。 イノベイターの存在と共に浮き彫りになったイオリアの計画。イオリアが刹那たちにガンダムを与えた意味、そして世界に訴えた戦争根絶の言葉は嘘ではないはず。 補充要員を告げるリント少佐の言う、マネキン大佐も良く知る男とはもちろん・・・。緑色の新機体に乗って颯爽と登場か!?と思いきや・・・出てきたのはイノベイターのリヴァイブ・リヴァイバル・・・で、後から降りてきたコーラサワー 『大佐ぁ〜来ちゃいました〜』 相変わらず何てがっかり感なんだ、コーラサワーでも待ってたよコーラサワー!このまま現れなかったらどうしようかと思ってたけど!大佐を守りたいっていう理由でアロウズに志願したという彼がカッコよく見えてしまう不思議。 そりゃあ7度もガンダムと戦闘して生き延びてれば誰もが認める運の良さ 『不死身のコーラサワー』って呼ばれるのも分かりますw 『ところがぎっちょん!!!』 飛び立つガンダムの前に、赤いガンダムが立ち塞がる。それはロックオンとの死闘を生き延びイノベーターに取り入ったアリー・アル・サーシェスのガンダムだった。 次回、機動戦士ガンダム00セカンドシーズン 第9話『拭えぬ過去』