ひと昔前は、ベビーカーといえば国産のアップリカやコンビのもの、というイメージだったが、ここ数年インポートのベビーカーが容易に手に入るようになって、街で見かけるベビーカーの3割近くがインポート(マクラーレン製)という印象。海外セレブが使っているのが流行の火付け役のようだが、それ以外にも色やデザインにこだわって選ぶ人もいるよう。でも、いざ購入するときに困るのが、インポートものの利用可能な月齢の見極めと安全性。
◆大流行!? インポートベビーカー3割近くがインポート? 国産の安全基準「SGマーク」 国産のベビーカーは、(財)製品安全協会の定める「SG基準」で認められたもので、A型、B型と対応する月齢が明確に定義されている。しかし、インポートのものについては、販売店などで提示される「推奨月齢」などが主で、日本のSG基準にあたるものが提示されていない。 インポートの安全基準「ASTM規格」「BS規格」 インポートのベビーカーにも実は基準がある。アメリカでは「ASTM規格」というアメリカ材料試験協会が定義するものがある。イギリスには英国規格協会によって定義された「BS規格」がある。両規定とも、ベビーカーについて、日本のSG基準のような、使用条件、車輪の大きさ、振動の吸収率などの明確な規定を設けている。 厳しい海外の安全基準 日本のSG規格よりも厳しい基準であることが多く、日本に入ってきているブランド物なら、安全性についてはまずOK。また、国産のA型、B型は2歳までの利用しかできないものが主だが、インポートのものは、3歳や4歳まで使えるものもある。さらに、とことん小さく折りたためるものもあったりと、商品の特徴を押し出したものになっている。 デザインはもちろん、それぞれのインポートのベビーカーの特徴をつかんで、機能を見極めて、赤ちゃんにぴったりのものを見つけることが大切です。