旅行新聞新社が毎年1月に、新春の恒例イベントとして「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の発表と、表彰式を実施していますが、今年も?34回目を迎える今年の総合1位は、石川県・和倉温泉の加賀屋。加賀屋は第6回から29年連続で日本一の宿に輝いた。
この 「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」は、全国の旅行会社に投票用紙を配布して、プロの目から優れていると思われる宿を投票用紙(専用はがき)に記入して選んでもらうというもので、「総合100選」のほかに、サービス面での評価も「もてなし」「料理」「施設」「企画」の各部門「100選」として発表されました。 34回目を迎える今年の総合1位は、またも!石川県・和倉温泉の加賀屋は第6回から29年連続で日本一の宿に輝きました。これだけ評価を続けられる努力も凄いことです。
推薦者による10軒の特徴は、「普通の旅館やホテルでは飽きたらず、素朴さや静けさ、宿主の人柄」などの特徴のある小さな宿を探している人向けに紹介されています。 「花心亭しらはま」(秋田県・田沢湖畔、15室) 館内はすべて畳廊下となっており、スリッパは不要。 食事は全客室に付いているダイニングルームで秋田の伝統的な郷土料理を 楽しめる。 「深山荘高見屋」(山形県・蔵王温泉、22部屋) 創業1716(享保元)年の老舗宿。随所に昔の建物の 部材を上手に利用した純和風の建物。モダンな雰囲気の客室もある。 源泉掛け流しの温泉は9つの風呂。宿泊客はグループホテルの湯舎めぐり もできる。 「萱の家」(群馬県・武尊温泉、6部屋) 萱葺きの古民家を利用した宿。太い梁や総檜の湯船など 木の温もりを感じる。玄米菜食精進料理が自慢で、地元の無農薬や有機農法に よる食材を無添加、天然調味料を用いて調理する。客室にはテレビを置いて ないため、山里の雰囲気を存分に味わえる。 「源泉上野屋」(神奈川県・湯河原温泉、18部屋) 創業300年の歴史。水戸光圀公も宿泊したといわれる。 文豪・夏目漱石も愛した宿。木造4階建て。 「心のふるさと橋倉」(山梨県・大月市、9部屋) 創業120年の山の一軒宿。周囲には何もない 静かな宿で、小鳥のさえずりや美しい星空など自然を身近に感じられる。 食事は山の幸を生かした地元の食材が中心。 「けやき山荘」(長野県・乗鞍高原温泉、15部屋) 古民家を移築した民芸調の宿。総檜づくりの内湯、 露天風呂が自慢。 「星たる」(三重県・賢島、10部屋) すべての客室に露天風呂が付く。和の情緒に洋の機能美を 兼ね備えた空間が心を癒す。伊勢海老、鮑、鯛など伊勢志摩ならではの 海鮮料理を楽しめる。 「対橋楼」(京都府・天橋立、10部屋) 天橋立の回旋橋を前にした文学の宿。与謝野晶子、野口雨情、 林芙美子も訪れた。太い丸太の梁などを剥き出しにした古民家風建物。 「元禄旅籠油屋」(岡山県・湯原温泉、27部屋) 旭川に面した落ち着いた雰囲気の湯宿。窓からは桜が 眺められる。 「味わう、もろみの島宿。真里」(香川県・小豆島、7部屋) 自家製のもろみとタマリを さまざまなメニューに使う醤油会席が自慢。古い醤油蔵の材を使った部屋が 風情を醸し出す。