来季F1日本GPは2年ぶりに鈴鹿サーキットで開催されるが、観戦する席は全席指定!3月末全席指定席で発売開始!!となった「ただいま、SUZUKA。おかえり、日本グランプリ」と題されたもの。 2009年日本GPのスケジュールは、10月2日(金)にフリー走行、3日(土)に予選、4日(日)に決勝というスケジュール。3月29日(日)に販売開始。これは2009年開幕戦オーストラリアGPの決勝日でもある。
鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは6日、2009年10月4日に決勝レースが開催される予定のF1日本グランプリの開催概要と現在の改修進捗状況などを発表した。
今回発表されたリリースにはまず、モビリティランドの土橋哲取締役社長から挨拶が述べられているが、そのタイトルは「ただいま、SUZUKA。おかえり、日本グランプリ」と題されたもの。 「2006年以来3年ぶりとなるF1日本グランプリを、再び鈴鹿サーキットで開催できることとなりました。これまで SUZUKAに熱い想いを寄せていただいたすべての皆様に厚くお礼申し上げます。皆様とともに創り上げてきた20年の歴史は当社にとってかけがえのない財産でございます。このたび開催する2009年F1日本グランプリは、これまでの歴史や経験を大切にしながらも、単に21回目を迎えるのではなく、新しいモータースポーツの観戦スタイルをご提供し、さまざまな面で大きく変化するイベントにしたいと考えております」と新たな鈴鹿開催への意気込みを語っている。 2009年日本GPのスケジュール 10月2日(金)にフリー走行、3日(土)に予選、4日(日)に決勝というスケジュール。スタートは15時予定だ。また、今回の開催にあたりFOMの監修のもと、F1のロゴと“SUZUKA CIRCUIT 09”という文字が入った新たなロゴが作成されている。 チケット販売に関して 3月29日(日)に販売開始。2009年開幕戦オーストラリアGPの決勝当日に販売開始となるので、覚えやすい。また、 2009年から「鈴鹿での再会に大きな期待を寄せていただいているF1ファンの皆様が一人でも多く、そして安心・安全・快適にご観戦いただけるよう」観戦席全席が指定席となる。 15万人のファンすべてにシートを用意することにより、場所取りの心配や駆け込みの混乱を避けるのが狙いだ。指定席になることで値上げの心配があるが、指定席での観戦料金をこれまでの自由席並みの価格(11,000円〜)にすることで対応。また、これまで観戦券(自由席券)と指定席券に分かれていたチケットを一本化、自由席料金でだけ設定されていた中高生・子供料金を西コースで低価格に設定することで、ファミリーでの観戦を身近にする努力が為されている。 全席指定席化されることで、さまざまなスポットでの観戦ができなくなるのでは? というファンのためには、エクストラビューエリアと呼ばれるフリー観戦スポットが設定される。これはコースサイドの複数エリアに立ち見のスペースを設け、入れ替わりの利用を促すもの。自分のシートから離れ、別の場所で走りを見たい場合に重宝するだろう。 また、サーキットの施設改修により、各指定席の呼称が変更となる。1コーナー横のスタンドからA、2コーナースタンドがBという具合にコースを1周、グランドスタンドのV席までが設定される。16カ所のサーキットビジョンが設定されるほか、よりスムーズな入退場を実現させるため8カ所のゲートが設定されることになる。 現在、鈴鹿サーキットは改修工事の真っ最中 来春の完成に向けて急ピッチで工事が進んでいる。2009年4月12日(日)には新生鈴鹿サーキットのキックオフデーとしてゲストの来場、F1マシンのデモランなどのイベントが予定されているとのことだ。また、4月19日(日)には改修後初のビッグイベントとして国内最高峰の人気を誇る4輪のスーパーGT、2輪のJSB1000による“2&4レース”の開催が予定されている。 ■鈴鹿サーキットオフィシャルウェブサイト 2009年F1開催概要