「P-01A」は、パナソニック製端末で、P906i で採用された液晶画面のWオープン機構が特徴の1つで、昔からあるワンプッシュオープンボタンを搭載した端末です。
このドコモのWオープンスタイル採用モデルとしては3代目にあたり、デザイン的には従来モデルのイメージを踏襲しています。
しかし、そのままじゃ意味がありませんし、パナソニックの技術陣も黙っていません。
ヒンジ部の機構はメインディスプレイ側ボディから、数字ボタン側ボディへ変更されて端末を開いた際には、ディスプレイが数字ボタン側ボディよりも後ろ側にくるように設計が変更されたようです。
この改良によりディスプレイ側の背面部はヒンジ部がないため、これまでよりもすっきりした印象となっている。端末のターゲットは 20〜30代の男女で、従来モデルよりも女性を意識したデザインだという。
ヨコスタイルでの操作性を広げる、「Wオープン」+「2WAYキー」
駅のハードウェア的に大きな変化は少ないんですが、新たに搭載した「2WAYキー」はとても特徴的な機能でしょう。
これは、縦方向に開けた場合と横方向に開けた場合で、数字ボタンや方向キーの印字方向が機械的に切り替わるというもので、縦方向に開くと通常の折りたたみ型端末のような数字および方向キーのレイアウトとなり、端末を一旦閉じて、横画面のスタイルで開くと、それに合わせてたレイアウトに切り替わる仕組みです。各キーに印字された文字の縦横が切り替わるだけでなく、ボタンを押して呼び出せる機能も縦横で変化させるように設計されています。
この「2WAYキー」は、シートキーの内部にヒンジの動きと連動して動くシートが挟まれていて、一瞬液晶ボタンを採用したのか??コストは高そう!!と勝手に妄想してしまいましたが、そこは優秀なパナソニックの技術陣が、簡単かトラブルが起きないように、そしてコストも安くできる仕組みを考えてきたようです。
一瞬、端末を一旦閉じる動作があることから、眼に映る表示が瞬時に切り替わっているように思いこんでいますが、物理的に裏側のシートがずれて数字ボタンの印字が切り替わっているだけなのです。簡単に言えば、駅の時刻表やバスの行き先案内板の表示のような仕組みです。パナソニックの人が通勤時にふと思いついたんでしょうか??
念願のワイヤレスでワンセグも楽しめるBluetooth対応
Bluetooth対応により音楽だけでなくワンセグ音声も楽しめる。ワイヤレスイヤホンセット02(別売)と初回接続時以降、自動で Bluetooth接続され、リモコンでチャンネル切り替えもできるためより使い易く。ワイヤレスイヤホンセット02に同梱されている専用ケーブルでケータイと同時に充電可能です。
P-01A
約高さ108mm×幅50mm×厚さ16.9mm(最厚部約18.6mm)
質量 約122グラム
3G連続待受時間(静止時[自動]) 約640時間
GSM連続待受時間(静止時[自動])約260時間
連続通話時間 [3G]約200分[GSM]約250分
連続テレビ電話時間 約110分
メインディスプレイ
約3.1インチ(ヨコ480ドット×タテ854ドット)
フルワイドVGA/TFT液晶/262,144色
サブディスプレイ
約0.9インチ(ヨコ128ドット×タテ36ドット)/有機EL/1色
外部メモリー(最大対応容量)
microSD(2GB)microSDHC(16GB)
外側カメラ機能
顔検出オートフォーカス対応CMOSカメラ
(有効画素数 約510万/記録画素数 約500万)
内側カメラ機能
CMOSカメラ(有効画素数 約33万/記録画素数 約31万)
色 グラマラスレッド グラファイトブラック フロスティホワイト シャンパンピンク
■ 新FOMAでやっと文字入力のキー割当を統一
ドコモが長年の課題だった問題点を、今回の新しいシリーズから一掃しました。文字入力の際の濁点や記号の入力方法を17機種で統一て、端末内のデータをメモリカードに一括バックアップできる機能を搭載するなど、全体的に使いやすさの統一と機能向上が図られているようです。
これまで文字入力の方法や文字入力時のキー配列は、メーカーごとに異なる仕様となっていたのは、それそれメーカーごとに固有のユーザーが確実に居て、変えられなかったと言う理由があるのですが、それを今回のシリーズ一新にあわせて、濁点・半濁点の入力キーは「*」キーとなり、音引きなどは「0」キーに、逆トグル(文字入力で直前の候補に戻る機能)は発話キーに割り当て統一しました。しかし、製品のコントロールが及ばない海外製のPROシリーズの海外メーカー製端末4機種は、それぞれ例外あるからです。
でも…MENUやメール、iモードのボタンの位置はメーカー毎に違うんです。これなんで統一しなかったんでしょう???
ラインナップのうち12機種では、Bluetooth機能が搭載
各機種に共通する対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HDP、 HSPで、ハンズフリー通話やワイヤレスでの音楽再生が楽しめる。機種によっては、データ交換(OPP)やデータ通信(DUN)をサポートしたり、外部キーボードを利用したり(HID)できる。
アドレス帳・ブックマーク・メール・スケジュール・テキストメモをmicroSDカードに一括バックアップ・一括復元できるようになった。同機能に対応するのは計15機種で、iモードブラウザでは画像保存機能で「画像1件保存」「画像複数保存」「画像一括保存」「背景画像保存」という機能が追加され、デコメ絵文字を一括保存できる。この機能は13機種で採用されている。
20機種中、15機種ではフルブラウザがFlash Video対応となり、動画共有サイトも利用できるようになる。USBケーブルや赤外線でのデータ転送は一括ファイル転送に対応する。