ロンドンにごみ箱が復活？「耐爆型ゴミ箱」500万が登場

　
　ロンドンでは、1991年に起きたアイルランド共和軍(IRA)による爆破事件が相次いで以来、警察は公共の場からゴミ箱を撤去してしまった。ゴミ箱に隠すように爆発物を仕掛けられないようにするためでしたが、当然の結果として、市民がゴミを捨てられる場所が減り、ゴミを道路にポイ捨てすることが普通になってしまったのです。
　
　
　しかし、テクノロジーの進化と環境問題の高まりから、爆発物が仕掛けられてもゴミ箱が耐える能力を持った「耐爆ゴミ箱」が開発され、街に設置されても市民の安全が確保できること実現しました。次に環境問題に対処することを目的として、治安上の問題でゴミ箱を撤去せずにすむようにし、街をきれいにすることができるようになったのです。
　
　
　『Times』紙オンライン版の記事によると、爆発の熱を緩和するよう設計されたこの頑丈なゴミ箱は、普通ゴミと資源ゴミを分別収集することができ。全天候型の液晶スクリーンに、最新ニュースや交通情報を表示できる、街のインフォメーションボックスの役割も担うことになりそうです。
　

　
　ロンドン市では2009年にこの耐爆ゴミ箱を、市内各所に数百個（500万Ｘ100個でも5億！？）単位で設置する計画のようです。新興企業の英Media Metrica社が開発したこの製品は『Renew』という名前のこのゴミ箱は、1個の価格は約500万円程の価格で販売されるという。
　
　
　しかし、このゴミ箱の設置に際しては、ゴミ箱兼インフォメーションボックスとして、スポンサーを募り企業のCMを表示させることができるため、設置に際しての市の負担は少なく、環境問題に積極的な企業の出資で、市内に設置が進むのではないかとしています。
　
　
■Renew