エジプト考古最高評議会のザヒ・ハワス事務局長が、地中海に面したエジプト北部アレクサンドリアに、周辺の海底から発掘した古代アレクサンドリアの遺跡などを展示する海中考古博物館の建設構想を発表した。このための予備調査に着手したことを明らかにし国連教育科学文化機関(ユネスコ)との共同事業とする。
アレキサンドリアはエジプト第2の都市で、「地中海の真珠」と称えられています。 カイロの北西208キロ、車で3時間の距離にあります。紀元前331年にアレキサンダー大王によって 彼の王国の首都として築かれたこの町は、その後7世紀にわたり、世界最大の図書館を擁する古代世界の学術の中心として、ギリシャ・ローマ文明の最前線で輝きを放ちました。 クレオパトラとアントニーとの激しい恋の舞台ともなりました。数世紀後、ナポレオンがこの町を 訪れた時には小さな漁村と衰退したものの、19世紀以来、商業・海運業の中心地となり、ギリシア、 イタリア、レバントからの移民たちにより、商業とコスモポリタンで自由な雰囲気がもたらされ、 フォスターやカバフィなどの作家たちを魅了しました。 紀元前332年にエジプトを征服したアレクサンダー大王が建設したアレクサンドリア周辺の海底には、古代地中海文明の遺跡や都市の遺構が多数眠っている。
アレクサンドリア(Alexandria) 「地中海の花嫁」とも呼ばれる港町アレクサンドリアでは、街中に英語の看板も多く、大きなサッカー場もある。歴史的経緯から多くの文化的な要素を合わせ持ち、独特かつ開放的でコスモポリタン、そこはかとない欧米的な雰囲気が漂う国際観光・商業都市である。国際機関も置かれ、世界保健機関の東地中海方面本部がある。
アレクサンドリア図書館(アレクサンドリアとしょかん) 紀元前300年頃、プトレマイオス朝のファラオ、プトレマイオス1世によってエジプトのアレクサンドリアに建てられた図書館。 世界中の文献を収集することを目的として建設され、古代最大にして最高の図書館とも、最古の学術の殿堂とも云われている。図書館には多くの思想家や作家の著作、学術書を所蔵し、その蔵書はおよそ70万巻にものぼったとされる。アルキメデスやエウクレイデスら世界各地から優秀な学者が集まった一大学術機関としても知られる。薬草園が併設されていた。
世界中の文献を収集することを目的として建設され、古代最大にして最高の図書館とも、最古の学術の殿堂とも云われている。図書館には多くの思想家や作家の著作、学術書を所蔵し、その蔵書はおよそ70万巻にものぼったとされる。アルキメデスやエウクレイデスら世界各地から優秀な学者が集まった一大学術機関としても知られる。薬草園が併設されていた。
新アレクサンドリア図書館 (しんアレクサンドリアとしょかん、Bibliotheca Alexandrina)は、古代アレクサンドリアに栄えながら、戦火によって失われたアレクサンドリア図書館を甦らせ、古代の学問と博識の中心地としての輝きを取り戻そうと、ユネスコとエジプト政府が共同で建設した巨大な図書館兼文化センターである。 古代アレクサンドリア図書館の滅亡から1500年以上経った2001年8月1日、アレクサンドリア市北部のかつて図書館があったとされる場所に再建された。コンピュータネットワークも駆使し、エジプトやアラブなど地中海諸国の文化文物に関する文献を収集する方針である。最初は最盛期より少ない蔵書数40万冊からの出発だが、最終的には800万冊の大図書館を目指しているという。
古代アレクサンドリア図書館の滅亡から1500年以上経った2001年8月1日、アレクサンドリア市北部のかつて図書館があったとされる場所に再建された。コンピュータネットワークも駆使し、エジプトやアラブなど地中海諸国の文化文物に関する文献を収集する方針である。最初は最盛期より少ない蔵書数40万冊からの出発だが、最終的には800万冊の大図書館を目指しているという。