東芝が秋冬モデルとして渾身のHDD/DVDレコーダー「VARDIA(ヴァルディア)シリーズの新製品3機種などを11月中旬に発売すると発表しました。一番目が停まった製品は何といってもHDDそのままの縦型の筐体に、320GBHDDとデジタルテレビチューナーを搭載した「D-H320」でしょう。このサイズでこの機能。しかも4万円前後の価格帯ならば、実売36800辺りから値下がりも期待できます。
この東芝が発売するHDDレコーダー「D-H320」は、縦型のコンパクトなスタイルが特徴のHDDのみのレコーダーですが、機能は標準的なチューナーは地上デジタルチューナー1系統を搭載しています。 デザインもシンプルですが、機能も録画もダイレクト録画のみのシンプルな内容となっています。アナログチューナーのみのテレビと組み合わせてチューナー替わりに使うほか、簡単な操作でハイビジョン録画したい層をターゲットとしているようですが、確かに!目的が明確だと買う方も自分が使うシーンが容易に思い浮かびます。 統合型の高画質技術「超解像」XDEを搭載 今回の新製品には、東芝の開発陣が自信を持って送り出した、新しく開発した統合型の高画質技術「XDE」を搭載して、DVDや地上デジタル放送を高画質化できるようになっています。 このXDEは、DVDの画素は720×480なので、約33万画素しかない画像をインターレース信号をプログレッシブ信号に変換するI/P変換や、主にDVDなどのSD画質(480pなど)の信号をハイビジョンに迫る画質に変換するスケーラー回路などを統合した映像処理回路で、そもそも33万画素のDVDをフルHDディスプレーで見れば、207万画素まで6.5倍率まで無理やり引き伸ばすと画像が破綻してしまい、ぼけた画像になってしまう。 それぞれの機能を高めたほか、ノイズリダクション回路とディテールの再現性を高める「ディテールエンハンサー」を加えることで、従来以上の高画質化を実現したとしています。さらに新開発のHDトランスコーダーを採用し、長時間録画時のノイズを大幅に低減した。MPEG4 AVCによる長時間録画モードである「TSEモード」も記録レートを拡大し、フルHD画質で最大7倍(転送レート2.8Mbps)の録画を可能にしている。 10月放送開始予定の「スカパー! HD録画」にも対応 今後発売予定の「スカパー!HDチューナー」とLANケーブルで接続することにより、チューナー側に録画予約するだけで、HDD/DVDレコーダーへの録画とも連動できる。同社の薄型テレビ「レグザ」のHDD内蔵モデルで録画した番組をLANケーブルでダビングできる「レグザリンク・ダビング」機能を採用するなど、ネットワーク機能も強化した。 ■東芝D-H320