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September 13, 2008 space
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F1イタリアGP モンツァで波乱の公式予選

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F1世界選手権シリーズ今季第14戦、イタリアGPは13日、モンツァ・サーキット(1周5.793キロ)で20台が参加して公式予選を行い、トロロッソ・フェラーリのセバスチャン・フェテル(ドイツ)が1分37秒555で、参戦22戦目で初のポールポジション(PP)を獲得した。
 

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 22戦目でのPPはアラン・プロスト(フランス)、ジル・ビルヌーブ(カナダ)の23戦目を上回る史上単独44位の早さ。トロロッソにとっても前身のミナルディを含めて初のPPとなった。
 

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 強い雨でコース上のあちこちに水たまりが生じる難しい状況の中、ポイントランキング首位のルイス・ハミルトン(英国=マクラーレン・メルセデス)が2回目15位、昨季覇者のキミ・ライコネン(フィンランド=フェラーリ)は同14位に終わり、ともに上位10台による3回目に進めない大波乱となった。2位はヘイキ・コバライネン(フィンランド=マクラーレン・メルセデス)、3位はマーク・ウェバー(豪州=レッドブル・ルノー)。ポイントランキング2位のフェリペ・マッサ(ブラジル=フェラーリ)は6番手だった。
 
 コヴァライネンはQ2のスタート時にエクストリームウェットタイヤのまま走行し、それがポールポジション獲得につながった。一方のハミルトンはスタンダードウェットタイヤでのアタックを試みたが、これにより、コンディションが悪化する前にタイムを出すことができなくなってしまった。
 
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 中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)は1回目1分36秒653の18位で、上位15台による2回目には進めなかった。トヨタはヤルノ・トゥルーリ(イタリア)が7位、ティモ・グロック(ドイツ)が9位。ホンダはルーベンス・バリケロ(ブラジル)が16位、ジェンソン・バトン(英国)が19位で、ともに1回目で姿を消した。
 
公式予選
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time

1 S・ヴェッテル トロロッソ 1:37.555
2 H・コヴァライネン マクラーレン 1:37.631
3 M・ウェーバー レッドブル 1:38.117
4 S・ボーデ トロロッソ 1:38.445
5 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:38.767
6 F・マッサ フェラーリ 1:38.894
7 J・トゥルーリ トヨタ 1:39.152
8 F・アロンソ ルノー 1:39.751
9 T・グロック トヨタ 1:39.787
10 N・ハイドフェルド BMW 1:39.906
11 R・クビサ BMW 1:36.697
12 G・フィジケラ フォースインディア 1:36.698
13 D・クルサード レッドブル 1:37.284
14 K・ライコネン フェラーリ 1:37.522
15 L・ハミルトン マクラーレン 1:39.265
16 R・バリチェロ ホンダ 1:36.510
17 N・ピケ・ジュニア ルノー 1:36.630
18 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:36.653
19 J・バトン ホンダ 1:37.006
20 A・スーティル フォースインディア 1:37.417

 
 ヴェッテル 「信じられないくらい素晴らしい」
 
 セバスチャン・ヴェッテルは、難しいコンディションとなったモンツァでの予選で、自身初の、そしてトロロッソチームにとっても初めてのポールポジションを獲得して歓喜の声を上げた。
 
 「本当に信じられないくらい素晴らしいよ」とヴェッテルは語った。「エンジニアたちと、ウェットだったらポールポジションを狙おうなんて冗談で言っていたんだ。コース上は水がとても多くて、特にアスカリでは何が起こるか分からなかった。クルマのコントロールを失わなかったのは、ただ単に運が良かっただけだよ」

「ポールポジションがとれるなんて夢にも思っていなかったし、2つのイタリアチームがこのイタリアにきて、みんなフェラーリは知っているけど、この結果でみんなが同じようにトロロッソも知ってくれると嬉しいね」と彼は続けた。「昨日のフリー走行もウェットで、あまり調子が良くなかったんだ。でも夜通し作業をして、正解のセッティングを見つけたんだ。午前中のフリー走行が終わったときには、ウェットでのいいセッティングが見つかって、クルマのバランスがとても良くなっていた。こういうコンディションでセッティングが決まれば、とてもうまくやれるんだよ」

「快挙の秘密なんて何もない。僕たちはただベストを尽くして走り、このコンディションに慣れていっただけだ」と彼は続けた。「常に、物事は雨の量次第だった。Q2では僕はかなり早めにタイムを出して、セッションが進むにつれて雨が激しくなっていったので、待ってからラップをしようとしていた人たちは運が悪かったね。天気予報は5分ごとに変わっていたから、僕たちはとにかくコース上に留まって走り続けて、このコンディションを最大限に利用したんだよ」


 

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