新しくなった新型ムラーノを展示会の前に、偶然販売店に納入された際に拝見することができました。早速現行ムラーノ・オーナーとして気になるポイントをレビューしましょう。 日産がSUVカテゴリーの「ムラーノ」を5年ぶりにフルモデルチェンジして、9月29日から発売を開始しました。価格はほとんど変えられずに315万円から404万2,500円で、ボディの魅力だけではなく、中身が大幅に進化しています。初代「ムラーノ」は、2002年に北米で販売され、その後日本へも投入されましたが、その斬新なデザインや予想以上に軽快な走行性能が評価で、ルックスと走りの両方で魅力を備えたモデルとなっていました。
ボディ・デザインは、アメ車の雰囲気からヨーロッパ風へと進化 そして、今回発表された新型「ムラーノ」も、当然のように初代ボディ・イメージを継承しつつも、各部を熟成させ進化しています。見た目で一番最初に目に入るフロント・グリルのデザインは、弟分の日産デュリアスと同じパーツの使いまわしのように見えて好きではないのですが、見方を変えると現行ムラーノが外車(アメ車)っぽい力強いデザインから日本やドイツの良さを取り入れたデザインへと進化したように思えてきます。 特に側面からリア周りへと繋がるボディラインは、旧ムラーノのイメージラインを残しつつ、フロント・リアのデザインの一体感を持たせることでラインの美しさを感じます。このようなボディラインは、BMWが得意としていたデザインが主流でしたが、最近の日産も見事に使いこなしています。 この新型も日本を含めグローバルモデルとして、今後世界約170ケ国での発売を予定されているようなので、全世界で売れる=受け入れられるだろうデザインなのでしょう。