人間が持つ味覚としては、甘味、酸味、苦味、塩味、うま味の5つが確認されている。このうち最後に確認されたうま味"umami" は、グルタミン酸などによって生じる味覚で、日本の化学者で故人の池田菊苗が発見した。中華料理では、うま味の事を「鮮味」(シエンウェイ)と呼称している。
うま味に続く新たな味覚発見か! 人間がカルシウムを「味」として認識している可能性のあることが、米ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるモネル化学感覚研究所のマイケル・トルドフ博士らの研究で、このほど明らかになった。 トルドフ博士らは、マウスにカルシウム溶液を飲ませたところ、熱心に飲む集団があることを発見。このマウスの舌に、カルシウムに反応する2種類の味センサー(受容体)が存在することを突き止めた。 マウスは遺伝子の多くをヒトと共有しており、人間も同じセンサーを有している可能性がある。肝心の味だが、「カルシウムっぽいとしか言いようがない。苦くて、恐らくちょっと酸っぱい」(同博士)という。
味覚 - Wikipedia 味覚(みかく)は、動物の五感の一つで、口にする物の化学的特性に応じで認識される感覚である。生理学的には、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つが基本味に位置づけられる。 基本味の受容器はヒトの場合おもに舌にある。