この新しい定額サービス「パケ・ホーダイ ダブル」および「Biz・ホーダイ ダブル」ですが、確かに一部のパケパク・ユーザーにとっては、安心+都度選ばなくてもいいメリットはありますが、それは単に通信量をそんなに使わない人の不便が無くなることです。
その分、定額でパケット通信を頻繁に使う、現在iモードユーザーの多くが加入するパケ・ホーダイ(78,000パケット=4,095円)のユーザーが、(71,250パケット=5,985円)315円も値上げされるドコモの収入の方が大きいでしょう。
メリットは?iモード以外のiモードフルブラウザーを使った場合でも、定額(71,250パケット=5,985円)で使えることでしょうか。。。使わない人にとっては損なんです。
現行のドコモパケ・ホーダイ(78,000パケット=4,095円)の方が安かったんですが、今回の料金変更で、(52,500パケット=4,410円)となり、SoftBankと同じになってしまいました。しかも、SoftBankのパケット定額フル(71,250パケット=5,985円)と、ドコモのパケ・ホーダイ ダブルの上限も同じ(71,250パケット=5,985円)なんですね。
しかし、SoftBankのパケット定額フルは、1695円〜5985円の2段階定額制ですが、今回のドコモの料金改定で、下限は1029円〜なのでドコモの方が安いことになります。上限はSoftBankと同じ(4,410円)で、フルブラウザーを使った場合も同じ5,985円なので、今回のドコモ料金体系の変更にSoftBankは対抗して24時間以内に料金に追随すると社長が言っていたことは、今回も対抗するんでしょうか?
そうなれば、先日月額5985円固定の定額料金プランだった、iPhone 3Gのパケット通信の料金を2段階定額制に変更すると発表したばかりですが、もし現行の月額料金を1695円〜5985円に変更すれば、iPhone 3Gを含めた3G携帯電話のパケット通信料がより安くなり、iPhone 3Gの月額最低料金が2990円から2324円へ値下げになる可能性もあります。
しかしドコモは、今回のパケット定額料金の上限を下げ、実質値上げ分がありますが、実質動画サービスの利用料315円を含ませて使わない利用者にも負担させる戦略なのでしょうか?ドコモの戦略が見えない部分はありますが、現行の料金体系も変更しない限りは継続できるようなので、当分は切り替えを焦る必要は無いでしょうね。。
「パケットパック10」のユーザーの場合
「パケ・ホーダイダブル」はパケット単価が安いにで、切り替えた方が安くないます。
「パケットパック10」の無料通信分は1050円。1パケット0.105円なので、1万パケット(約1.22MB分)の通信まで無料通信分でまかなえるため、「パケ・ホーダイダブル」であれば1パケット0.084円で、1万パケットの通信では840円しかかからないので、「パケットパック10」よりお得です。
「パケットパック30」の場合
「パケットパック30」のほうが単価が安く、損をしてしまうかも。
パケット単価では、無料通信分3150円で6万パケット通信できますが、この通信量であれば、「パケ・ホーダイダブル」のパケット単価の場合では、単純に考えれば60000×0.084=5040円となり、「パケ・ホーダイダブル」のiモード利用時の上限額4410円に到達するため、「パケットパック30」のほうが安くないります。
現在「パケ・ホーダイ」や「パケットパック30」のユーザーは、今後も今と同じ程度のパケット通信しか行わないとすれば、プランを変更しないほうが得ですよ。