2008年F1世界選手権第15戦シンガポールGPは、公式予選Q3へ進んだ。セッション開始直前のコンディションは、気温29℃、路面温度30℃、湿度71%、ドライコンディションとなっている。
公式予選Q1:ライコネンがトップ、マクラーレン勢がそれに続く 今回のシンガポールGPではソフトタイヤとスーパーソフトタイヤが持ち込まれている。ここではソフトタイヤを「ハードタイヤ」、スーパーソフトタイヤを「ソフトタイヤ」と呼ぶことにする。 シグナルが青になり、セッションがスタートした。まず最初にグロックとスーティルがコースに出た。スーティルはソフトタイヤを履いている。 クルサードは15番手に飛び込んだ。ボーデはタイムを更新できず17番手のまま。16位にポジションを落としたピケはQ2進出に届かず、ここで敗退となった。
Q1敗退となったのは、ピケ、ボーデ、バリチェロ、スーティル、フィジケラの5人だ。 公式予選Q2:マッサがトップ、中嶋が初のQ3進出 トゥルーリが9番手、グロックが5番手となり、バトンは11番手となった。ここで中嶋が9番手に飛び込み、ハミルトンは10番手にポジションを落とした。クルサードとウェーバーはタイムを更新できず13番手と14番手でセッションを終え、ハミルトンは何とかQ3に進出することができた。中嶋はQ3初進出を決めている。
残り3分 各ドライバーはピットに戻り、最後のアタックに向けてタイヤ交換を行った。
残り1分 上位陣はライコネン、ハミルトン、マッサ、コヴァライネンの順番でアタックを行っていく。セクター1ではライコネンとハミルトンは同タイムだ。 残り15秒 マッサは最速タイムでセクター1を通過していった。 セッション終了 ライコネンは2番手となり、ハミルトンは1分45秒465でトップに立った。しかし、マッサは全てのセクターで最速ラップを記録し、1分44秒801のタイムでコンマ6秒ハミルトンを上回り、ポールポジションを獲得した。クビサが4番手となり、コヴァライネンはクビサを上回れず5番手に終わった。
公式予選 Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time 1 F・マッサ フェラーリ 1:44.801 2 L・ハミルトン マクラーレン 1:45.465 3 K・ライコネン フェラーリ 1:45.617 4 R・クビサ BMW 1:45.779 5 H・コヴァライネン マクラーレン 1:45.873 6 N・ハイドフェルド BMW 1:45.964 7 S・ヴェッテル トロロッソ 1:46.244 8 T・グロック トヨタ 1:46.328 9 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:46.611 10 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:47.547 11 J・トゥルーリ トヨタ 1:45.038 12 J・バトン ホンダ 1:45.133 13 M・ウェーバー レッドブル 1:45.212 14 D・クルサード レッドブル 1:45.298 15 F・アロンソ ルノー no time 16 N・ピケ・ジュニア ルノー 1:46.037 17 S・ボーデ トロロッソ 1:46.389 18 R・バリチェロ ホンダ 1:46.583 19 A・スーティル フォースインディア 1:47.940 20 G・フィジケラ フォースインディア no time