2008年FIAF1世界選手権第10戦ドイツグランプリは、まもなく決勝のグリッドを決める公式予選Q3が開始される。セッション開始直前の天候は、気温24℃、路面温度30℃、湿度46%、ドライとなっている。天気は曇りで、風速5m程度の風が吹いている。
日本時間9時50分にセッションが開始されたが、すぐにコースに出て行くクルマはない。 開始1分 トゥルーリが最初にコースイン。ハードタイヤを装着している。 開始2分45秒 クルサード、ウェーバー、ヴェッテル、ライコネンもコース上。 残り6分10秒 トゥルーリが1分17秒126のタイムをマーク。ライコネンはソフトタイヤでアタックを開始。1コーナーで少しミスがあった。 残り4分35秒 ライコネンが1分17秒101でトップタイム。続いてマッサが1分1秒323でそれを上回ってトップに立つ。 残り4分10秒 コヴァライネンは8番手タイム。12コーナーでコースアウトして、グラベルの上を走行するシーンが見られた。
残り3分40秒 アロンソが2番手タイム。第3セクターが速い。3番手にはハミルトン、4番手にはクビサが入っている。
残り2分45秒 ライコネンが再びソフトタイヤでコースへと出て行く。
続いてコヴァライネン、クビサもセカンドランに向かう。 ここでチェッカーフラッグ。 ライコネンが2番手に浮上。マッサは自身のトップタイムをさらに縮め、1分15秒859。さらにコヴァライネンが2番手に飛び込む。
最後にハミルトンが1分15秒666でトップタイム。アロンソはライコネンを上回って4番手! しかしその直後にトゥルーリがそれを上回り、4番手タイム!
最後に上位が目まぐるしく入れ替わる、白熱の予選最終セッションとなった。
ドイツGP公式予選の結果は、ポールポジションがハミルトン、2位マッサ、3位コヴァライネン、4位トゥルーリ、5位アロンソ、6位ライコネン、7位クビサ、8位ウェーバー、9位ヴェッテル、10位クルサードとなった。
公式予選 Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time 1 L・ハミルトン マクラーレン 1:15.666 2 F・マッサ フェラーリ 1:15.859 3 H・コヴァライネン マクラーレン 1:16.143 4 J・トゥルーリ トヨタ 1:16.191 5 F・アロンソ ルノー 1:16.385 6 K・ライコネン フェラーリ 1:16.389 7 R・クビサ BMW 1:16.521 8 M・ウェーバー レッドブル 1:17.014 9 S・ヴェッテル トロロッソ 1:17.244 10 D・クルサード レッドブル 1:17.503 11 T・グロック トヨタ 1:15.508 12 N・ハイドフェルド BMW 1:15.581 13 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:15.633 14 J・バトン ホンダ 1:15.701 15 S・ボーデ トロロッソ 1:15.858 16 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:16.083 17 N・ピケ・ジュニア ルノー 1:16.189 18 R・バリチェロ ホンダ 1:16.246 19 A・スーティル フォースインディア 1:16.657 20 G・フィジケラ フォースインディア 1:16.963
トヨタ トゥルーリが4位を獲得 ヤルノ・トゥルーリはドイツGP予選で素晴らしいパフォーマンスを見せ、決勝レースに向けて期待がもてる4位を獲得した。チームメイトのティモ・グロックは母国グランプリを11番グリッドからスタートさせる。 マクラーレン 両ドライバーが力強い結果を残す クラーレンのルイス・ハミルトンは、日曜日のドイツGP決勝をポールポジションからスタートすることになった。ハミルトンは予選で1分15秒666のタイムでトップに立ち、チームメイトのヘイッキ・コヴァライネンは3位を獲得して2列目からのスタートとなった。 「本当にいいパフォーマンスだったから、とても嬉しいよ。クルマはハンドリングが非常に良く、完璧なバランスに徐々に近づけるためにセッション中は小さな変更を施していったんだ。Q3の最後はとても満足できたよ。チームのみんなはトラックでもファクトリーでも本当に一生懸命に働いてくれたから、みんなには特に満足しているんだ。だから、こんなにいいパフォーマンスを見せることが出来て嬉しかったよ。フェラーリやマクラーレンと争うのは難しいけれど、明日に向けていいチャンスを得られたね。ベストを尽くすつもりだし自分たちがコンペティティブなことを理解しているから、再びいい結果を得られる自信があるんだ。目標は多くのポイントを獲得して出来る限り最高の位置でフィニッシュすることだよ」
ウィリアムズ 厳しい予選で2台ともQ3進出ならず ドイツGPの予選でウィリアムズはいい結果を出せず、明日のレースは厳しいチャレンジとなりそうだ。ニコ・ロズベルグはQ2に進出し、13位となった。中嶋一貴は接戦となったQ1を突破することができず、16位に終わっている。 今シーズンこれまでに2人合わせて18回のレーススタートを経験してきたが、そのうち11回はグリッド順よりもいいレース結果を出しており、彼らは明日のレースでも同様にいい結果を出して、貴重なポイントを獲得できることを願っている。