古代アンデス文明は、ペルーを中心に祭祀(さいし)を行う共同体として発展。紀元前3000〜2500年ごろには文明が形成され始めたとされる。
ドイツとペルーの考古学チームは11日、ペルー中部にある古代アンデス文明のセチン・バホ遺跡で、約5500年前の紀元前3500年ごろ造られた円形広場の跡を発見したと発表した。 米州大陸最古の人工建造物となる。スペイン国営EFE通信が報じた。 古代アンデス文明の正確な起源はわかっておらず、同チームは今回の発見が、文明の起源を解明する上で極めて重要としている。ペルー文化庁などによると、広場は直径10〜12メートルで、社交の場だった可能性がある。紀元前2100〜1600年に建造された建物の下から見つかった。