レッドブルのデビッド・クルサードは、ブラジルGPで「Wings For Life」のプロモーション活動の一環として特別仕様のクルマでレースに臨む予定だ。今シーズン限りでの現役引退を表明しているクルサードにとって、ブラジルGPはF1でのラストランとなる。
2008年シーズン最終戦で、クルサードは脊髄損傷の治療法発見に取り組んでいる研究財団のプロモーションを行う。「僕の最後のレースを対麻痺治療への見通しに捧げることができるよ」と、クルサードは語った。「F1では成功はほんの数秒で決定されるけれど、医学においては数年間という単位で考えるんだ。でも、大きな望みや全力を注ぐことは、両方の分野においてできるだけ早くフィニッシュラインに到達するために必要な不可欠な要素なんだ。Wings for Lifeは、脊髄の調査に対する打開策を加速させる手助けをするだろう」