APPLE iPhone の発売を日本でも心待ちにしていたユーザーはたっくさんいるでしょう。確かにSoftBankから発売されたら、ドコモやauのユーザーもSoftBankへナンバーポータビリティで移行するかもしれません。しかし数は数十万〜多くて100万件程度ではないでしょうか。
理由は簡単で、iPhone は両手文化の携帯電話なので、日本の親指操作に慣れ親しんだケータイユーザーが、端末の魅力だけで機種を変える人は思ったほど・・・いないのでは?と思うからです。
日本語入力も非常に良く出来ていると思いますが(英語版でしか使ってないので・・・)、今野携帯電話の親指入力や両手入力でもキーボードの反応速度などは、やはり物理的キーボードの方が早いのです。
音楽+映像の端末としての魅力は確かにありますが、過去に新しいもの好きには大好評のガジェットでも一般に売れた訳ではありませんし、iPod のように音楽を聴く代名詞のようになればとは思いますが、すでに iPhone と同等の機能を有している iPod Tuch が発売されていますが、そんなに売れている訳でもないのです。
しかし、SoftBankにとっては iPhone を発売することで、ブランドの魅力も価値も向上するでしょう。なので端末があまり売れなくても十分元は取れるかもしれません。そして、それ以上にモバイルの新しいサービスが展開できる可能性が広がることの方が、大きいのではないでしょうか。
それは APPLE が全世界で展開している iTunes が日本のモバイル端末とSYNCすることが可能になります。SoftBankにとっては携帯電話向けに動画ネットワークを構築することは、コスト面からも容易な話ではなく、これをインターネット経由で携帯電話に届ける入口を、SoftBankが自分で用意しなくても、世界最大の配信ネットワークを使うことができます。
APPLEにとってもSoftBankが協力してくれれば、日本で唯一 iTunesに提供していない、最大の障害となるSonyMusicが提供するかもしれません。今後SoftBankが発売する携帯電話が標準で iThunes 対応になったら・・・auが必死に構築しているLismoMusicやVideoなんかより強力な販売力を品揃えを一気にラインナップできるのです。
SoftBank + iTunes の組み合わせが標準となれば、いままでのモバイルビジネスが激変するかもしれません。 iTunes で電子コミックや待受画像の販売もできるとなれば・・・それは世界規模のビジネスに変わるかもしれないのです。
SoftBank は目先の端末販売の権利だけではなく、世界規模のモバイルサービスをAPPLEと共同で開始することもできる?ドコモが販売の権利を得られなかったのは、単にネットワークのキャッシュバックのお金の問題ではなく、ドコモに既存のモバイルサービスを変える決断力が無かったのかもしれませんね。
さて、何かやってくれると期待してしまうSoftBank孫社長ですから、9月で2年目を迎えるSoftBankの携帯電話割賦販売の機種切り替え時期に合わせて、 iPhone が発売されるのでは?と予想しています。その時にどんなサプライズがあるか、期待して待ちましょう。
SoftBank iPhone 3G 用の専用料金プランを発表
パケット定額加入必須で8GBモデルが実質23,040円となり、最低月額7,280円から。
8GBモデル:8,240円/月
本体23,040円/分割月々2,880円(24カ月) - 特別割引1,920円×24カ月 = 960円(24カ月)
ホワイトプラン(i) 基本使用料月980円
パケット定額フル(i) 5,985円
S!ベーシックパック(i) 315円
24ヶ月合計 = 19万7760円
16GBモデル: 8,720円/月
本体34,560円/分割月々3,360円(24カ月)-特別割引1,920円(24カ月) = 1,440円(24カ月)
ホワイトプラン(i) 基本使用料月980円
パケット定額フル(i) 5,985円
S!ベーシックパック(i) 315円
24ヶ月合計 = 20万9280円
iPhone 3Gの利用には、基本料金(ホワイトプラン(i) 980円)プランに加えて、「パケット定額フル(i)」(5,985円)と、「S!ベーシックパック(i)」(315円)の加入が必要となる。そのため、iPhone 3Gの8GBモデルの月額利用最低額は、ホワイトプラン(i)+パケット定額フル(i)+S!ベーシックパック(i)で、7,280円となる。
注意1)本体だけ!ホワイトプランだけ!では契約できない・・・
本体(1,440円(24カ月))だけ買って+最低限のホワイトプランだけでいいやって思っても、実は「パケット定額フル」(5985円)と「S!ベーシックパック」(315円)は、iPhone 3Gを利用するにあたって必ず加入しなければならない契約になるようです。
注意2) iPhone 3G で iTunes Storeから音楽が買えない!?
魅力的な iPhone からの iTunes Storeからの音楽ダウンロードを携帯電話ネットワークでの音楽ダウンロードできない?かもしれないんです。これはAPPLE側の問題のようですが、現在 iTunes Store では無線LAN経由かパソコン経由でしか、曲を手に入れられないなんて・・・楽しみ8割減です。
注意3)しかも! 「ただともメール」がだたじゃない!
ソフトバンク・ケータイの売りでもある、ホワイトプラン、ソフトバンク同士なら通話料無料+そしてメールの送受信も無料ですが、この 「ただともメール」は使えないかもしれないんです。
iPhone 3Gは、ソフトバンクのメールとは別の仕組みのEメールのシステムのため、「ただともメール」の対象外になってしまうようです。でもiPhone 3Gに必須となる「パケット定額フル」が必修の契約なので送る側+受取る側としては何の問題もないはず!
しかし、じゃ「ただともメール」の意味がないとも思われますが、実はこれが問題になるのは、iPhone 3G 以外の機種を使っている、いままでのソフトバンクユーザーが迷惑を被るんです。
例外として、ソフトバンク携帯から iPhone 3G ユーザーにメールを送ると、「ただともメール」に加入しているユーザーであっても、送信時のパケット料金が発生するんです。パケット定額なのに!
iPhone 3G のEメールは、「i」というサブドメインが付加された「@i.softbank.ne.jp」というアドレスが付与されるので、このアドレスあてのメールは無料ではない!別料金なんです。iPhone 3G ユーザーになる人は、友達からのメールが来なくなっても仕方ないと諦めてください・・・
「iPhone 3G」の修理費用、重度損傷だと約6万円にも!
本体修理に関する保証サービスよれば、ソフトバンクモバイル提供の保証サービスはなく、アップル提供の標準保証(無料)と、AppleCare Protection Plan(APP、有料)が存在する。APPに加入すると、保証内容は標準保証と同じだが、保証期間が延長され、2年間保証される。
全損や複数のへこみ(打痕)、水濡れなど重度の故障と判定された場合、保証期間に関わらず、ユーザーが費用を全額負担するとのことで、8GBモデルの場合は5万1975円、16GBモデルの場合は6万3525円かかる。
軽微な傷、へこみなど軽度の故障の場合は、費用の一部をユーザーが負担し、8GBモデルで2万520円、16GBモデルで2万9520円かかる。 購入に際して、2年契約が求められ、16GBモデルだと月額 8,720円を支払いながら、修理費用が6万3525円にもなってしまうとは。。。。壊す・不注意は利用者の責任でしょうが、AppleCare Protection Planに追加費用を支払っても保証期間が1年延びるだけ?しかも、電池の交換はできないため、本体の全交換となり価格が9800円必要・・・これは携帯電話の価格じゃないですね。
なんか、買う気なくなってしまいました。。
パケット定額フル料金を2段階定額制に改定!買う気になった?
ソフトバンクが iPhone 3G 発売以来利用者からの要望のが多かった、固定 5,985円 だったパケット定額フルの料金プランを、最低月額1,695円〜最高月額5,985円の2段階定額制に2段階定額制に改定すると発表しました。8月請求分料金から対象となるようです。
この2段階定額制、最低月額1,695円〜により iPhone 3G の月額維持費用が格段に安くなり、月々計7280円必要だった費用が、パケット通信をほとんど使わなかった場合は月々2990円まで下がります。
16GBモデル: 最低 1,070円/月
本体は、一括購入(約69,120〜80,640円)
ホワイトプラン(i) 基本使用料月980円
パケット定額フル(i) 1,695円/〜月額最低
S!ベーシックパック(i) 315円
- 1,920円(2ヵ月後〜特別割引24カ月)
= 1,070円(22カ月)
本体を初期一括(量販店で購入しポイント割引など)して、端末の特別割引1,920円(24カ月)があることで、実質月額 1,070円で iPhone 3G が維持できることになります・・・これはアリ?の金額かも知れません。
追加で、これも iPhone 3G 購入者が不満に思っていた、メールサービス「Eメール(i)」のメールデータ保存期間を改定して無期限にするようです。しかし容量の上限は従来通りで、最大200MB、もしくは最大5000件までとなっています。