氷不要のエコ・スケートリンク「XTRAICE(エクストラアイス)」

　
　この氷が要らないスケートリンク「XTRAICE（ エクストラアイス ）」は、ポリオレフィン系樹脂をベースに開発された素材を使い、設置場所の平坦なスペースにパネルを敷いて、専用ワックスを散布するだけで！面積や場所、季節を問わずに簡単にスケートリンクを作ることができる代物です。
　
　その滑走性も本物の氷に限りなく近く、異なる温度・天候でも変わらない耐久性を有しているそうです。それでも炎天下ではパネルが変形するでしょうから、砂漠の真ん中と言う訳にはいかないでしょうが、通常のスケート靴で滑走可能なので、特別なスケート靴も必要ないそうです。
　

　三菱樹脂グループの株式会社アストロ（本社：東京都中央区　社長：白根澤 道明）は、新規ビジネスとして、氷を必要としない人工スケートリンク用パネル事業に進出するため、スペインのエクストラアイス社と日本での総販売代理店契約を締結しました。
　

　
　本契約の締結により、エクストラアイス社が製造・販売するスケートリンク用パネル「XTRAICE（ エクストラアイス ）」を日本国内で独占的に販売することになります。
国内のアイススケート場やホッケー場、イベント・アトラクション向けに来月６月から販売を開始する予定です。

　
　この氷が要らないスケートリンク「XTRAICE（ エクストラアイス ）」を使うことで、従来のアイススケートリンクと比べて、製氷及び維持に必要な電力や水の省エネが図れるようなので、Co2削減の面においても地球環境に貢献できる！と謳っています。　
　
　確か、冬季オリンピックを開催した長野市にある「ビックウェーブ」では、そのスケートリンクの維持費用に年間何億も費用がかかり、市の財政が厳しいと話に聞いたので、これを導入してみては？いかがでしょうか！
　
　最近では、日本国内のスケートリンクも維持費用が掛かり減少傾向にあるとされていますが、練習用に使えるのであれば、スケートの経験のない地域の子供でも遊べるので、未知の才能を持つスケーターが誕生するかもしれません。もちろん海外でも冬季オリンピックにする競技を練習できない地域でも活躍しそうです。
　
　でも。。。風情と言いますか、季節感がなくなって。スケート場の寒さを知らないのも何か悲しいような気がします。
　
　
■三菱樹脂プレスリリース
　氷のいらない新世代のスケートリンク「ＸＴＲＡＩＣＥ(エクストラアイス)」