映画『アイアンマン』が、5月2日に全米で公開された。北米映画興行収入ランキングは、ロバート・ダウニーJR.主演の「アイアンマン」が1億0075万ドル(約106億円)で初登場首位となり、夏の映画シーズンに向け好調なスタートを切っている。スパイダーマンやX-MANに続くマーベルのアメコミ映画がヒットするか?
史上最高の兵器オタク・ヒーロー映画になるかも? 興収は予想されていた7000万―8000万ドルを大幅に上回ったが、同じマーベル・スタジオ制作でオープニング興収の過去最高記録となっている「スパイダーマン」シリーズにはやや劣る結果となったが、アメコミの人気度からみても上々の立ち上がり。
トニー・スタークは父ハワードと母マリアの一人息子として生まれた。父は巨大軍需産業スターク工業の社長であったが会社経営の重圧からアルコールに依存することも多かった。横暴な父に怯えたトニーは内向的な少年に育ったがその知的水準は抜きんでたものであり、両親は幼い頃から彼を勉学の道へと歩ませるのであった。 トニーはわずか15歳にして名門MIT (マサチューセッツ工科大学) を卒業。財産と才能、端正な容姿を兼ね備えた彼は青春を謳歌した。しかし彼が21歳の時両親が交通事故で死亡するという悲劇が起き、身寄りを失った彼は若くしてスターク工業の社長に就任したのであった。
持ち前の頭脳で様々な新兵器を開発した彼はトニーはベトナム戦争に技術顧問として派遣され新兵器を披露していた際に地雷を踏みつけてしまい、赤軍ゲリラの首領ウォン・チューに囚われた。 地雷の破片を心臓に受けて瀕死の重傷を負ったトニーはウォンの要請に従った振りをしながら自らの生命を救い同時にウォンを倒すために個人用のペースメーカー兼パワードスーツの開発を決意した。同じく捕虜になっていた天才物理学者インセン教授の協力を得て”アイアンマン・アーマード・フライング・スーツ”は完成した。 ウォンを倒し帰還した トニーはその素性を隠すためアイアンマンをスターク工業専属のボディーガードとして公表し、一方国家安全保障の意識に目覚めたトニー自身も国際諜報機関シールドの兵器開発等の形で国家のため活躍することとなった 。