B型というだけで「協調性がない」「自己チュー」「飽きっぽい」「非常識」「無神経」……なんて散々な言われようだった。A型でもO型でも、B型っぽい性格の人はいる。 そんなB型を解説する血液型本が売れている。昨年秋に出版された「B型自分の説明書」(文芸社)が、すでに50万部のベストセラーとなっている。 血液型で性格が分かるのか、という議論はさておき、「B型的」と分類される性格の人は周囲にも沢山いる。実は、現代社会で生き残るストレスに“最強”の耐性を備える性格だったりする。
最近のサラリーマンは仕事量が多すぎる。生真面目で責任感が強いA型的な性格の人、馬力でこなすO型タイプは何とかやり遂げようとしますが、仕事は次々と降ってくる。延々と集中しすぎて疲れきり、うつ状態になっていきます。仕事に飽きて途中で投げ出し、『ま、いいか』と適当に遊んでしまえるB型的な自己中心的な性格でないと、身が持ちません。 この「B型自分の説明書」をみていると、自分でも自分のことが良くわからないのに、なぜかほとんど書いてあることが自分に当てはまる気がする。周囲の誰もが理解不能なのに…自分のことをここまで解説してくれたのは、この著者が初めてかもしれないと思えてくる。 ストレスに強いB型的な性格が、ストレスと闘う最強の“武器”になる。 それに、他人にどう思われようと気にもしないマイペースなB型的な性格は、「わがまま」とも言われるが、見方を変えれば「柔軟性がある」とも言える。とにかく長時間、ひとつのことに集中しすぎない。例えば、パソコンをやりながらテレビを見るなど、同時に2つのことをやり、集中を分散するクセをつける。それだけでも、ストレスに強いB型的な性格にシフトできる。 それでなくても、「和をもって」を美徳とする日本人はA型っぽい。生真面目だから、過労死みたいな悲劇も起きる。一生懸命に働いているサラリーマンが、ちょっとぐらいB型的に気ままに生きても、誰も文句は言えない。少しだけ楽になれる。
□大勢でワイワイは好き □でも一人が好き □集団行動の中で一人だけフラフラ散歩したりする □突然、何かしでかす □自分論がめじろおし □「変」て言われるとなんだかウレしい。 □自分ルールがある。 □地味でめんどくさい作業を楽しめる □気に入った店は他人に教えない □自分の部屋で食べかすこぼされると怒りMAX □時々、自分が分からなくて迷子になる。。 と、まあいわゆるB型ネタ満載。